【連載中】北方謙三の作品を語る・第二巻【楊令伝】
>>447
阿打骨って金の太宗だったのか
北宋滅亡の沿って展開するのが楊令伝なのか
文庫化したら読むわ
>>449
うん佐々木、いまのとこ悪党のすえより面白くない
いまんとこ北方南北朝で最高傑作は破軍の星かな 三国志も水滸伝も「原典とは全然違うよ」って言われるけど
三国志のほうはちゃんと「三国志」やってるよね。
作家が三国志モノ書くときに許される程度の範囲のオリジナル。 宋江のところにいたのは、実は36人て言われてる。
無頼漢集めて、軍団として高く売ろうとしたのが宋江なので、実際宋に帰順して取り立てられている。
(たしか最後は、謀反の罪きせられて 死罪だった)
「替天行動」と言う言葉は、実際に言っていたようだが、神の意志・天の声を下界において聞くのが天子だったことから分かるように、
「天に替わる」とは実は天子の補完的な位置づけの言葉で、天子に替わるという意味でも無く、人民の声を聞くという革命的な意味を
持ったものでも無かった。
んで、いろんな噂やねつ造含めて作られたのが108人の水滸伝で、そこになるとネタごっちゃ。
で、時代もいい加減だし、登場人物の人格もメッタメタ。各説話ごとに作者が違うんだからあたりまえだけど。
それを、自分なりに再構築したのが北方さん。時代背景と人物名が同じくらいで、「創作」といっていい。
中国でも過去2回水滸伝をとりまとめた人がいたが、トータルでバランスが取れているという意味では、3回目のとりまとめといえると思う。
三国志の方は、きちんとした正史が有っての創作だから、年代・出来事はかなりその枠に縛られ、人物描写・心理描写などで北方ワールドを展開したことになる。 >>454
別に創作が良い悪いはともかくとして
>3回目のとりまとめといえると思う。
こういう言い方はまずい。北方の創作と古典の水滸伝の創作を同列に扱っちゃいかんよ。 >>453
三国志は三国志を期待して読んで良いレベル。
結果として合わなかったとしても、好みの程度の範囲。マザコン呂布が気に入らないとか、そういうレベル。
水滸伝は水滸伝を期待しちゃ駄目なレベル。北方小説だと思って読まないと。 水滸伝と楊令伝の途中まで読んだけどちょっと微妙だった
三国志に比べると水滸伝はなんか人物の持ち上げ方が鼻につくというか
もうその賞賛はいいよって気分になるというか
そのわり宋江のどこが大きいのか最後までよく分からなかったり
楊令が完全無欠すぎてどうも(途中までの楊令は嫌いじゃないんだが)
呉用・杜興・公孫勝・宣サン・李富あたりの行方が気になるので一応続きは読むつもりだけど 文章違うじゃないか。ちゃんと楊令伝用の文章になってる。 あれは自分がこっちのスレに書き込んだのを、
その後落ちた別スレに書き込んだんだと勘違いして
本スレのほうにも書き込んでしまったというアホな経緯のせいです
結果マルチになってしまってすみません 史記は「武帝」より日本でもメジャーな「秦始皇」「項羽」「高祖(劉邦)」あたりを
小説化した方が売れるんじゃないかと思う。
項羽じゃ本人強すぎて調練活かす余地がないじゃないか 水滸伝で呉用が採ってた策、
都市を奪って梁山泊の銭しか使えない都市にして、宋から切り離すっていうやつ。
何かしら世界史上で元ネタ有るのかね。反乱軍がそんな作戦取ったっていう。
それとも先生のオリジナル? >>468
まさに唖然とするDQNだな。
黙って読んで楽しんでくれ。
>>468
聞いたことは無い。
現実的に考えると無茶だよなあ。 北方「史記」は最初に描くのが武帝ってだけで、時代を遡って始皇帝も描くみたいだな。
北方は全何巻になるかわからないと言ってるが、項羽と劉邦の戦いとか呉越の戦いとかもやるのかな? 北方テイストは、水滸伝読んで飽きてしまった。
武芸に秀でた武将が大暴れして大活躍する。
直ぐ、魚鱗や鶴翼に構えたり、側面や背後に展開して、
最後に逆落としでしょう。
>>473
早く三国志を買って揉みに揉む戦を堪能するんだ >時代背景と人物名が同じくらいで、「創作」といっていい。
>トータルでバランスが取れているという意味では、3回目のとりまとめといえると思う。
北方版は「下界に散った108の魔星が梁山泊に集合」という『水滸伝』の
伝奇小説としての基本部分を壊してしまっているからなあ
それを守った上で、原典を尊重した人物造形を行ってくれれば
「3回目の取りまとめ」と言っても良かったと思うが・・・
原典の取りまとめではなく、原典を基にした二次創作としてはとても優秀な作品だと思うけど 北川小説読んでて、いつも不思議に思うのが 武人の死生観。
「男の死に方」って感じで取り上げているけど、そんなに割り切って死ねていたんだろうか?
関羽の死につながった男みたいに、あっちの将軍こっちの将軍ってうろうろした男もいたろうし、
死の目前で逃亡するやつもいたろうし。
負け戦が見えてくると兵の戦線離脱が「陣をくずす」って書かれているけど、基本勝てば儲ける、負ければ逃げるだったように思うのだが。
昔の人の死生観つづった本って ありますかね?? ただの小説ですから。しかもハードボイルド。
憧れであってリアルな死生観ではないよ。 今更だけど楊家将読みおわったよ。
元ネタは知らない。キャラがどう改変されてるとかよく分からんから気楽に読めた。
これくらいの分量のほうが丁度良いな。飽きずに最後まで読めた。もう一巻くらい欲しいくらい。
寇準が出てきてちょっと驚いた。元ネタの楊家将にも出てくるのかなあ。 「生きている。おれの心の中で」
これが北方小説通底の死生観とおもう。
いままで敬遠してた三国志を12巻の半ばまで読み進めたぜ!
なんか孫権殺したくなるんだけど、これって俺だけ? 孫権は元々「夢を持たないキャラ」として描かれているから。
司馬懿もそう。
乱世に夢を賭けた曹操、劉備、孫策、諸葛亮、周喩らとは違うんだよ。
だから夢を持つキャラたちが皆志半ばで倒れたところで北方三国志は終わり。
孫権や司馬懿が生きていても、乱世に夢を賭けた漢たちの時代は終わった、と。
少なくとも北方三国志の孫権はそう描かれている。 水滸伝読み終わった。面白かったけど
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|←子午山|
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三┏( ∵)┛┏( ∵)┛┏( ∵)┛
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この展開が多すぎw 水滸伝読破!
これから楊令伝楽しみっす
ttp://imepita.jp/20090127/243990
宝物 岳飛や韓世忠はまあいいとして
劉光世と張俊はちょっとキャラ違うかんじがする
特に張俊はもうちょっと腹黒いだろ >>485
ちょっと待て。
楊令伝は超人伝だから、すぐ読むとがっかりする。
また、話が南のほうろうの乱にも、北の燕国とか広がりすぎて、ただ読んでるだけになる。
楊令の先祖の、楊業、四郎、その孫の「しょうけいざい」あたりの流れを知っていると、
宋、遼、金あたりの北方の歴史も分かって、楊令伝5巻で 楊令としょうけいざいが
金の創設者・阿骨打の死亡の場面で出会う場面の感慨が違ってくる。
ってことで、楊家将2巻・(その続き)血涙2巻 だけは、事前に読んでおくことを勧める。
鉄鋼生産量 9,500万トン 1:24
石油精製量 1億1,000万バレル 1:80
石炭生産量 5億トン 1:12
電力 1,800万キロワット 1:4.5
アルミ生産量 85万トン 1:8
航空機生産機数 12万機 1:8
自動車生産台数 620万台 1:50
船舶保有数 1,000万トン 1:1.5
工場労働者数 3,400万人 1:5 >>487
楊業や四郎と楊令との血縁関係は無いものとおもわれ >>491
もちろん知ってるけど、さて、本当に無いのかどうか?
楊令の生まれがまだ隠されているようなんで、、、、ちょっとの期待はあるのだが。
>>485
ついでに。
方臘って 「おかしな宗教勢力」みたいに書かれているけど、中国においては道教の影響って大きいんだ。
三国志で有名な魏の曹操も その一勢力・黄布との連携から勢力を大きくしたし、
蜀の上にあった漢中なんて、道教勢力の宗教国家だった。
「おかしな宗教勢力」ってことより、民間宗教がきちんとした指導者のもとで理論的にも大きく組織されたもの、
って考えていった方がいいとおもうよ。
日本で言えば、創価学会がもっとまともな指導者のもとで、金権腐敗した自民党の政治体制を打破しようと立ち上がったようなものだ。 (日本では、権力と手をくんじゃったけどね。)
道教・五行思想なんかもかじってみると、読み方が変わるよ。 さっき何やら電波を受信したんだが
童貫=ショタ男説は既出?
小柄な体躯、髭の薄い顔、甲高い声
戦への純粋さ、帝への忠誠心…
けど北方だと「招安」というデウスエキスマキナが使えないからなぁ。
今の楊令伝は水滸後伝よろしく劣化が激しいからな。
それこそ仲間割れとか寝返りとかあって梁山泊の急速な内部分裂を期待してるよ。 >>494
当然だよ。日本人が作った人工言語なんだから。
福沢諭吉もはじめはカナ漢字交じりの表記を普及させようとしたんだけれど五十音は彼らには難しすぎて教えられなかった。
そこで諭吉の弟子である井上角五郎が母子音あわせて半分以下の二十四種類で済む(そう。アルファベット26文字より少ない)ハングルを考案したんだ。
これによって世界一知能の低い朝鮮人と(むろん朝鮮人同士の間でも)言語による意思の疎通が可能になった。
もっともそれで話が通じるかどうかになるともう一段高いハードルがあるようだけど。 そうかなあ
良くも悪くも楊令伝は北方の代表作だと思うが
三国志などはそれこそ三国志を北方風に書いただけだし(まあ当然だが) >>492
802 :男のロマン@:2009/06/02(火) 23:09:54
楊四郎が耶律休哥と対決した時、方礼を始め四郎の部隊連中は、みんな四郎が
岩に打ちつけられて死んだ、と思っていた訳であった。
しかし現実には死んではおらず、石幻果として生き返ってきたのであった・・・
つまり、次のようなことは考えられないだろうか?
耶律休哥が六郎と最後にまみえた後、馬とともに並足で駆けて行った場面、
即ち耶律休哥が死んだとされるにて、石幻果は何をもって死と断定したのであ
ろうか?
803 :男のロマンA:2009/06/02(火) 23:22:03
文面から耶律休哥は傷1つ受けておらず、察するに普段の耶律休哥から生気や
生体反応が感じられなかったのではないかと推測される。
石幻果ほどの強者をして死と感じさせるのであるから、周りの騎兵たちはその
死を正に疑わなかったであろう。
ただちょっと待ってほしい。
本当に耶律休哥は死んでいたのであろうか?
804 :男のロマンB:2009/06/02(火) 23:53:21
耶律休哥が最後に相対したのは六郎、もっと突き詰めると「吹毛剣」である。
楊業が精魂込めて打った吹毛剣、六郎を守るのみにあらず、耶律休哥の魂に
まで作用し、それが講じて特殊な状態が生じたなどと考えてみる。
たとえば・・・「死域」である。
水滸伝では燕青が2日間も死域に陥っていたとある。
吹毛剣にてあたかも生を失ったが如く、トランス状態に陥り、数日間原野を
当ても無くさ迷う・・・その先にあるものは・・・
805 :男のロマンC:2009/06/03(水) 00:10:35
四郎は記憶を失い石幻果になった。
当然耶律休哥が記憶を失うこともありえる。
荒野の片隅で誰かに助けられ、全く別人の生き方をしても不思議ではない。
当然子を生すなんてことも可能性がないとはいえない。
それなら何をもって耶律休哥の子孫と判断できるのだろうか?
残念ながら決定的証拠となると困難を極めるといえよう。
806 :男のロマンD:2009/06/03(水) 00:20:15
楊子の痣や鄭天寿の蔦のようなものはないか?
何か糸口はないだろうか?
耶律休哥ー「白き狼」これだ!
髪の毛のみでなく体毛まで白い・・・
もちろん全て私の脳内での御伽話である。
しかし、こんな世の中であるからして、雪男楊令の出現を期待するしだいである。
>>502
いつってもう11巻まで出てるのが単行本じゃないとでもいうつもりか? 質問です。この先生は女性を主人公にした小説を書いたことがおありでしょうか?
もしありましたらあらんかぎり教えてください、どうかお願いします。 三国志評判良かったから読んでみたけど面白かったな
作者は蜀アンチって聞いたからガキのころ演義を読んで以来の関羽厨の自分は不安だったが普通にみんなかっこいいじゃねーか
関羽の最期とか普通に良かったし、張飛がすごく好きになった
あと呂布も演義のイメージと違って格好良かったし、曹操も心情がよく描写されたせいかすごく好きになった
ただ、孫権は相変わらずあんま好きになれなかった
三国志がこの作者の作品で初めて読んだやつだったんだが、次は水滸伝いってくるぜ 毎日ワクテカしながらポストを覗くんだが一向に来ない・・・ >>507
すべてを救いたいけど相手が勝手に自滅していくのに
無常感を覚える主人公とかどうよ 滅びの美学がないからな
樊崇が北方節に合いそうだけど退場がちょっと早いよね
となると公孫述視点かな >>512
公孫述は北方氏が目の敵にしてる役人だからないな 北方謙三の楠木正成やツジカタ読んだけれど
評判ほど面白い作家じゃないな・・・ >>514
南北朝モノならこの3冊がいい
破軍の星、武王の門、悪党の裔
年代的には逆になるんだけど武王→破軍→悪党の順で読み進めるといいよ 最近相手の揚げ足をとるだけのような会話が増えた気がする
もっと腹から言葉出してほしい 〜北方謙三 名言集〜
「ちなみに俺は女の子のあそこのヘアを集めるのが好きだ」
「一日も早く女を知れ!商売女でもいいから女を知れ!女なんてたいしたものじゃないんだと思えなければ君は立ち直れない」
「まずはあそこがちゃんと貫通していて、何本もあそこに入れたという女とやってみるんだね」
「二十歳までの間に、女を五人転がせ」
「大学に入って、ソープでもなんでもいいから遊びまくれ。」
「俺はヴァージンがレズになるのはぜったいに反対だ」
「筆下ろしはベテランとやったほうがいい、と俺は思う」
「言ってはなんだが俺はいつでも空いてるからな。片手は空いてる」
「一日も早く、ヴァージンを捨てろ。最初はどんな男でもいい」 〜北方謙三 名言集〜
「ちなみに俺は女の子のあそこのヘアを集めるのが好きだ」
「一日も早く女を知れ!商売女でもいいから女を知れ!女なんてたいしたものじゃないんだと思えなければ君は立ち直れない」
「まずはあそこがちゃんと貫通していて、何本もあそこに入れたという女とやってみるんだね」
「二十歳までの間に、女を五人転がせ」
「大学に入って、ソープでもなんでもいいから遊びまくれ」
「俺はヴァージンがレズになるのはぜったいに反対だ」
「筆下ろしはベテランとやったほうがいい、と俺は思う」
「言ってはなんだが俺はいつでも空いてるからな。片手は空いてる」
「一日も早く、ヴァージンを捨てろ。最初はどんな男でもいい」
↑素晴しい >>524
水滸伝の時は単行本最終巻出てから1年くらいだったな 武帝紀の次は項羽紀や秦始皇紀、岳飛伝の次はチンギス・ハーンを書いてほしいな お前ら、あけおめ。
先生が「嵐にしやがれ新春SP」に出てるぞw
今年もブランデーwwダンディズムww 以下くらいがささっとわかるくらいなら読みたい順で読めばいい
三木一草とは?
足利尊氏・直義兄弟と足利直冬との関係は?
鎌倉幕府における最後の九州探題と足利幕府における初代九州探題は誰?
何のことやら?というのならば
楠木正成→悪党の裔→破軍の星→道誉なり→武王の門 とある程度(けっこう重複してはいるが)
年代順に読んでいった方がよりしっくりくるんじゃないかな >>531
ぶっちゃけ建武の新政の意味すら、習ったと思うけど全然覚えてないレベルですね。。
武王の門から読んだけどよく分からんかった。。。 >>528
確かに史記じゃあ、宮城谷さんとかの作風の方が合ってるな
北方センセはモンゴルものの方がいいと思う
日本史モノで元の船を焼き討ちする話も書いてるしね
http://www17.big.jp/~kamokiti/sangoku/index.cgi
ゲーム人数が少ないので宜しくです(TT) 場所ががらりと変わるけど、ハンニバルはどうだろう。
雷光という意味のバルカを姓に持つ孤高の男。
反ローマの志を胸に、雄大な戦略を立て、敵国に乗りこみ孤軍奮闘。
無能な祖国からは援助なく、助けに向かうは一族のみ。
彼を本当に理解し、後継者たり得る唯一の男は、敵国ローマの若き将軍。
孤高にして無敵の男ハンニバルの生き様を、北方節で読んでみたい。
真田幸村がいいなあ
弱小勢力ながらも個性的な親族、家臣に囲まれ楽しかった昌幸時代
時代を駆け抜けた英雄たちと触れ合い、さまざまなものを吸収し成長してゆく人質時代
関ヶ原の敗北から、一転して不遇をかこち無為の日々を送り続ける孤独と絶望の幽閉時代
そして無能な上層部と浪人達に振り回され、それでも孤軍奮闘する大阪の陣と幸村の死
最後はそういう幸村の人生を陰ながら見守り続けた兄信幸の視点で締めてほしい 史記の五巻出たけどさ……司馬遷が腐刑くらうところで、同じ文章繰り返してるのが気になった。書く日が変わったのか、酔ってでもいたのか……。
「いいから、贖い金を払え。大した額ではない」
廷尉が言ったのは、司馬遷のふた月分の俸給だった。食事も切りつめて、古今の書を集めてきた。ふた月分を、いやひと月分の俸給すら、ここでは出せはしない。(111頁)
「待てぬ。贖い金を払うかどうか、だけを返答せよ」
廷尉が口にしたのは、司馬遷の俸給の、ほぼふた月分である。(112頁)
食べるものさえ切りつめて、書を購ってきた。蓄えなど、どこを捜してもなく、工面の方法もなかった。(112〜113頁) >539
単行本派?
ランティエを読んでいないのかしら… 他の作品でも同じ内容繰り返してるだろ
パッと浮かんだのは三国志の劉備の志ぐらいだけど
>>540
ランティエで読んでたら、あの記述に違和感を覚えなくなるものなのか?
そうとは思えないがな。 北方水滸伝検定、図書カードが届いた。万年筆欲しかったー
3年ぶりに帰ってきた。
度重なる戦乱、度人に見舞われ、ひどく荒廃していたが
村はまだ残っていた。
「こんな奇跡もあるのだな」
蘇hは馬上から眩しそうに家々を見渡しながら奥へと進んだ。
朱富の店の跡地には仲の悪かった時遷、白勝、デブの索超、
そして憤死と記された>>541の墓が仲良く並んでいた。
「墓か」
蘇hは突然、そこかしこを足早に行きかう人の気配を感じたが
無視した。
それが、この世のものかどうかを測りかねたのだ。
「楊令殿も、死なれたのだな」
いつのまにか溢れていた涙を拭うと、蘇hは
ゆっくりと振り返った。
先ほどから物陰でこちらをうかがっていた>>543が
おずおずと出てきた。
蘇hはにっこりと笑い、馬から飛び降りた。
武帝紀はちょっとひっぱりすぎだわな。
適当に切り上げて項羽伝を執筆してほしいのだが。
北方三国志 最高
北方水滸伝 最高
楊令伝 最高
楊家将 普通
血涙 最低
こんな俺だが、史記に手を出すべきだろうか。
「おーい」
>>546は声の限りに叫び続けた。
しかし、あたりに人の気配はなく、乾いた砂まじりの風が
>>546を容赦なく襲った。
その様子を風上から遠目で窺っていた蘇hは
史記を読んでいなかったので、どうすることもできなかった。
三国志の文庫8巻がブックオフで100円で売ってて面白いと思って続きを読んでたんだが、
9巻を読んでいて、あまりにも登場人物が幼稚な気がしてきた。
無理にかっこよい男に書こうとしている感じ。
関平にわざわざ人を殺させて、返り血を浴びた関平がそれを舌で舐め取る?
なんですかそれは。
関羽の最後もあり得ない。
「関羽雲長、帰還せず」
って、死ぬ時にそんな呟きは無いだろ。
死びとの慟哭を激しい砂塵がかき消していた。
かすかに浮かぶ二つの馬影は陽炎の如くゆらめきながら四つになった。
そして、瞬く間に大きくなった一つの影に蘇hは思わず身構えた。
「これだけ反応がないってことは『史記』はつまらねえということか?蘇h」
あたりに聞こえるように武松が大声をあげると、>>543は、ひ、といって尻もちをついた。
「わからないのだ武松、私には」
「激動の時代、芽吹いた若き二人の才を伝えるもの、とだけ聞いた」
燕青が唇を動かさずに言うと、公孫勝が口元だけ冷笑をたたえた。
「お前達も買って後悔すればいい、という先達の罠であろう」
「そういう考えは好みません、私は・・」
「ケッ」
侯真の言葉を遮るように武松は突然、傍らの>>545の墓碑に気を放った。
蘇hはかろうじて、その拳を受け止めた燕青の動きを見てとった。
「やるのか?」
燕青は静かに微笑を浮かべた
「盲人にはどうでもいいことだ、武松」