カナダで空港への鉄道延伸広がる オタワなど、安定輸送狙い

 カナダの大都市で、中心部を走る鉄道を近郊の国際空港に延伸する動きが広がっている。首都オタワでは空港駅までの試運転が始まり、東部モントリオールでは2027年に開業する予定で、西部カルガリーでもルートの調査を進める。日本人を含めた外国人旅行者にとっても利便性が高まりそうだ。

 カナダでは市街地と空港間を結ぶ鉄道がある最大都市トロントと西部バンクーバー以外は路線バスが主力の移動手段で、渋滞に巻き込まれるリスクを抱えている。鉄道延伸で空港利用者の安定輸送を実現し、建設による雇用創出を新型コロナウイルス禍からの経済回復につなげる狙いもある。
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