>>71
だからムクナ豆に含まれているL DOPAは血管内でドーパミンに変換されてしまってドーパミンは脳関門を通過できないから飲んでもドーパミンの効果は期待できないの。


ドパミンは血液脳関門を通過しないために、末梢に投与しても脳内には到達しない。
ところが、ドパミンの前駆物質であるレボドパ(L-dopa)は血液脳関門を通過し、脳内でDOPA脱炭酸酵素により代謝されドパミンとなる。
経口投与されたレボドパは、小腸から吸収され血中に入る。
血管内には末梢性DOPA脱炭酸酵素があり、多くはここでドパミンに代謝され、脳へ到達するのは1-3%にすぎない。
この様にレボドパ単剤の投与では、大量のレボドパを必要としたが、血液脳関門を通過しないDOPA脱炭酸酵素阻害剤とレボドパの合剤が開発され、これにより、レボドパの投与量を5-10分の1に減量できている。
したがって、この合剤が近年のレボドパ治療の主流をなしている。
なお、ビタミンB6は、DOPA脱炭酸補酵素であるためにレボドパ投与中の患者への多量のビタミンB6製剤の投与は控えるべきである。
http://www.nmt.ne.jp/~shichijo/PD/medication.html