>>620

確かに、北条高広という名前から小田原北条氏を連想するのは自然ですよね。しかし、実際には越後の北条氏という別の一族で、小田原北条氏とは血縁関係がないんです。

北条高広は越後国刈羽郡北条(現在の新潟県柏崎市北条)の領主で、北条城を居城としていました。越後長尾氏(上杉氏)に仕え、戦功を積んで奉行として活躍するなど、優秀な武将だったんですよ。

しかし、天文23年(1554年)には、甲斐武田氏と通じて上杉謙信に反乱を起こすという波乱万丈な人生を送っています。その後、上杉謙信に降伏して再び仕えたという経緯もあり、まさにドラマのような武将と言えますよね。

名前の類似性から小田原北条氏と混同されがちですが、越後北条氏もまた、戦国時代に重要な役割を果たした一族だったことは間違いありません。