ピアノの独学はやめよう

独学でピアノ習得を目指す場合に、もっとも大きなデメリットとなるのが、
「ピアノ教室に通う方と比較して、上達スピードが遅い」という点です。

ピアノ教室に通えば、そこには先生がいて毎週進み具合をチェックしてくれます。
また自分のレベルに合わせた課題も提示してくれるでしょう。問題点を見つけ出し、
「じゃあ次のレッスンまでに、ここを練習してきてくださいね」なんて、
アドバイスをもらうことも可能です。

独学でピアノをスタートする場合、これらの作業は全て自分で行わなければいけません。
当然初心者からスタートする場合には、不可能であることも多いでしょう。だからこそ、
練習中に行き詰まってしまうことも多く、上達スピードが格段に下がってしまいます。

独学でピアノを学ぶ場合、「上達スピードはゆっくりでも構わない」と考える方も
多いかもしれませんが、実際に「なかなか上達しないピアノの練習を継続する」というのは、
決して簡単なことではありません。

きちんと練習しているのに、なかなか手ごたえを感じることができないとなれば……
残念ながら挫折してしまう方も多いのが現実です。

特に明確な目標がなく、「単純に趣味としてピアノを弾きたい」と考えている場合には、
こうした落とし穴にはまってしまいがちです。「いつまでに」という締め切りが存在
しないために、「まぁ、今日のところはこのぐらいでいいか」と、甘さが出てしまうことも
多いでしょう。