しばらく覗かないうちに、書き込みが増えてる!
一時過疎っていたので、うれしいな。
>>12番の2小節短縮
コルトー版の注釈には、「大部分の版では削除されている」--
「ショパン自身の修正」--によって追加した、となっている。
ところがショパンの生きていた頃に出版されたものでは、短縮形は
一例しかない。 (シカゴ大webでの調べ)
どうやらPeters版で短縮形になっているらしい。お持ちの方、どうですか。
>>全音版は--注意
全音版は初版(定価400円!)ではこのPeters版を底本にしているようで、
私の気の付いたのでは、No16の右手旋律冒頭(2小節目)がF-Eb-C-Db と
なっている。(この方が好みだが) 何版から、再現部と同じ形にしたのかな。
指使いの記入でも、誰が書いたか知らないが日本人向きになっているし、
コルトー版より細かいミスがむしろ少ない、いい教本に進化した、と思う。
ついでに、12番の23小節め。
すべての初版本では、右手C音に♮が付いていない。現代ではすべてCis。
これは、20番3小節目4拍めのEs同様、ショパンの原稿記入ミスだと思うが、
いかが。