昔語りしていい
机に置かれている本が2冊あって、それが確か辞書か漢和辞典か何かだったかな。それと例の物語。古典の本で。 先生はタイトル見せずに、背表紙押さえながら。物語の詳細を聞かせてくれたよ。 風景を表す描写の美しさ。物語のなかに出てくる2人の友情や信義の厚さ。
先生は、穏やかな調子で私たちに聞かせてくれたよ。 そして、古典にも色々な出版社があって読みやすさも異なっている。そんな話もしてくれた気がする。 今思えばこれってワイに校長が向き合ってくれているんだけど、子どもだから気がつけんかった。贅沢な授業なんだろうけど。そんな事にも気がつけんかったんだよ。 だけど、この瞬間の事は決して忘れちゃいけない。そう思って物語について聴かせてくれる事を、記憶に留めておこうと。そう思ったんだ。 結果から言うと、先生が在籍している2年間で、ワイはその物語を見つけられなかった。 そして、校長の連絡先を貰う子もいたけど、ワイはその物語を先生が在籍している間に見つけ出せなかった恥ずかしさで、連絡先を聞く気持ちにもなれなかった。 今更、その物語を見つけたら先生に知らせたい。なんて遅いし格好わるい。 そのうち担任を通して、校長に連絡先を訊くのは忙しい方なので止めるように言われた。
それもあって訊けないまま、先生とはサヨウナラだった。 で結果から言うとその一冊は、上田秋成の雨月物語のなかの、菊花の契という話なんだけど。 ワイは中学・高校と、ぼんやりとその物語だけは覚えていて。どうして思い入れがあるか迄の記憶は薄らいでいたんだ。
夏休みに宿題として出されたから記憶に残っているのかな位のものでさ。でも何故かこの物語を探さなくてはいけないような使命感と、見つけたら校長先生に伝えたいという思いだけは持っているんだよね。 そして当然本も程々読む方だから、上田秋成の短編で言えば、他の物語は高校生くらいまでに何かしら目にしているんだよ。
日本昔話のアニメとか、何かの人形劇とか、学校の問題集とか。でもさ、菊花の契だけは何故か出会わなかったんだよね。 そして、進路とかなりたい職業ある訳じゃなかったワイは入れる所で日本語・日本文学系の大学に行った。 そこで授業受けるなかで落語の話があって、牡丹灯篭〜お札剥がしについて取り上げていたんよ。で、雨月物語の吉備津の釜にも似たようなくだりがあるってそんな話。 落語聴きに行くついでに、吉備津の釜の内容おさらい兼ねて、簡単に内容理解しようと思って。ジュブナイル版とか写真ついている子ども向けの本を読む事にしたんだ。 普通に、伽婢子とかそんなのも読んでいたけど、一緒に軽く理解するためのジュブナイル版。だったんだけど。 ぱらばらの写真つきの物語を見るうちに、1面に広がる写真みてワイは直感したんや。
ワイはこの物語を知っていて、これこそが探していたものだと。 見つけた瞬間は嬉しかったよ。ずっと頭の片隅にあった物語のタイトルが分かったからね。 先生に見つけることが出来た喜びを伝えたいと思ったんだ。 でもさ、過去の時系列を整理しながら思い出していくうちに、実はこの物語は夏休みに出された宿題で、もう遅いどころじゃないという事実に思い至るんだ。 本当はこの物語使って卒業論文とか書いておけばよかったんだろうけど、ワイは中退してしまったから、特にそれ以上の事は何もなかった。 いまはごくありふれた仕事してて、これから行ってくるけど。それでも、自分にとってこの物語は光みたいなものなんだ。 ここで吐き出せたおかげで、前に進めそうな気がするよ。仕事とプライベートと上手くいかなくて、毎日歯痒い思いをしているから。せめてこの物語について一区切りつけるためにここに書かせてもらったんだ。 もっと細かく書こうと思えばいくらでもあるけど。この辺りで良いかな。と思う。 そして最後に板を間違えていたっぽいことを知る。すまんな。 選挙に出たが落ちた。
しかも二回も落ちた。
今は無職になっている。 独り言なんで(´・ω・`)別にオマエに相談してないし( ∵)(∵ )
日本語分かりますか?
独り言を吐いてるだけなんよ
アチラの国の偽物の日本人モドキ迷惑
独り言に絡む程の寂しい閉経出戻り老婆が親とか家族失ってもOKなんで(´・ω・`)
私の願い事だけ叶うように🙏
よろピコいやよろしくメカドック 去年は、ずんぐりチビデブ嫁がシンだ。来年(笑)は、ずんぐりチビデブムスコ(笑)ブサイク