Twitterは2023年1月に突如サードパーティー製クライアントアプリの締め出しを実施しました。
これについて、Twitterは「Twitterは古くからあるAPIルールを施行しています。その結果、一部のアプリで動作に問題が生じている可能性があります」とだけ述べ、
詳細については明らかにしていなかったのですが、正式にサードパーティー製クライアントアプリを禁止したことを発表しました。

2023年1月13日、サードパーティー製クライアントアプリの一部で認証エラーが発生し、タイムラインが更新されない不具合が発生しました。
サードパーティー製クライアントアプリ「Tweetbot」の開発者であるPaul Haddad氏は、TwitterのAPIが突如利用できなくなったのは「意図的なものである」と言及しています。
Twitterはこのサードパーティー製クライアントアプリが利用できなくなった件について「TwitterのAPIルールに違反したため」と言及していたものの、その詳細については明らかにしていませんでした。

その後、Twitterは2023年1月19日に開発者規約をひっそりと更新し、
「Twitterアプリケーションの代替または類似サービス、製品を作成すまたは作成しようとするライセンス素材の使用またはアクセス」を禁じる項目を追加しました。
2023年1月19日以前の開発者規約には存在しなかったこの項目によりTwitterのサードパーティー製クライアントアプリを作成することはできなくなります。
更新された新しい開発者規約は5000語にもおよぶ長文となっていますが、今回の更新で追加されたのは上記の一文のみだそうです。

TweetbotやFenixといったサードパーティー製クライアントアプリはユーザーが嫌う広告やその他の機能がないため、熱心なフォロワーを獲得しています。
Twitterは2021年以前に開発者ポリシーを更新し、アプリメーカーがコアサービスを複製することを思いとどまらせるような項目を削除し、サードパーティー製アプリの開発者との関係を改善しました。
しかし、Twitterがイーロン・マスク氏に買収されたことで、「サードパーティー開発者と手を取り合う」という考え方は消えてしまったようです。
https://news.livedoor.com/article/detail/23565735/