肉食の文化というのは基本的には豚であります。
西洋でも東洋でも。
牛は使役するもので、あまり食べなかった。
牛をふつうに食べるようになったのはアメリカ建国からで、
牛を使役動物ではなく、食肉として飼育しはじめたのは
アメリカが最初。
日本が仏教を廃して、肉食するようになった明治以降、
つきあったのがアメリカだったので、牛を食べる文化が
関西には広まった。神戸牛(但馬牛)は神戸の居留地にいた
アメリカ人が発見した。(牛は近畿にしかいなかった)

関東で牛が飼育されるようになったのは戦時中、八ヶ岳野辺山高原。
アメリカ人の牧師の指導で、乳牛を飼い始めた。
関東で、牛肉が一般に売られるようになったのは昭和40年ころであり、
それまで流通していなかった。だから、関東ではカレーもすき焼きも、
肉じゃがも豚肉であった。
韓国でも焼肉は豚であり、牛の焼肉は日式というらしい。

モンゴル人やチベット人の羊肉との関係、ダライ・ラマと吉野家の関係
については別記事に譲る。