全国に労働基準協会という組織がある。
労働基準行政の関係団体である。
労働基準協会は、事業主を会員に組織されている。
各労働基準監督署に対応して組織され、都道府県毎に取りまとめる上部協会、そして全国を取りまとめる協会が階層的に組織されている
警察署と交通安全協会をイメージしてもらえればいい。

愛知県内にある名古屋北労働基準監督署に対応して、名北労働基準協会という労働基準協会が組織されている。
労働基準協会では、毎年春頃に定期総会という会員を集合させた会議(実態は、単なるセレモニー・パーティー)を開催している。
長らく名北労基協会の定期総会では、厚生労働省(本省)の労働基準局長が講演することが習わしとしていた。
厚生労働省(本省)の局長(高級官僚)が一地方の労働基準協会の定期総会に出向くなど異常である。

噂によれば、実は、講演の報酬として【現金100万円】が支払われていたとのことである。
【現金100万円】は、当の局長のお小遣いになっていたわけではないが、厚生労働省労働基準局の裏金として使途されていたとのことである。
いまでは、その公演は行われていない。
金の切れ目が縁の切れ目ということか。