新幹線は日本の負け決定! しかも二度と勝てない(8日) 
2016年8月9日 [日々是修行]

中国に新幹線に乗ったら「日本で言われているダメな感じはほとんどない
ぢゃないの!」と思った。こら新幹線輸出で負けるのは当たり前だし、今後も
間違いなく勝てないと実感した。なんてったってライバルは今でも猛烈な
イキオイで新幹線網を作り続けているのである!

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すでに総延長2万5千kmを超えると言われており、毎年日本の新幹線の総延長を
超える数千km伸びている。もはや新幹線の軌道を作る技術ノウハウは日本以上
らしい。断層の多い地盤の弱い地域に5kmを超えるような長い長いトンネルを
たくさん作っているあたりにも驚かされた。

今回乗ったのは酷寒の地であるウルムチ〜蘭州を走るタイプで、車両はアルストム
(フランス)の模倣。それならイタリアで走ってるETR600と同じインテリアかといえば、
全く違う。日本の新幹線の車両より横方向が狭い。1等車は横4席なのだけれど、
当然ながら通路もシートも狭かった。

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横5席の普通車に座ってみたら、少しばかり窮屈。イタリアだと横4席仕様です。
ただ雰囲気は日本の新幹線ソックリ。つまりICEでもTGVでも新幹線でもない
オリジナルの設計になっている、ということ。シートに収納されているテーブルの
工作精度を見ても、新幹線と遜色ないレベル。

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驚くことに乗り心地だって素晴らしい! レールの精度がキチンと出ているらしく
横揺れ無し。モーターの静粛性やサスペンションだって負けておらず。KYBの
初期減衰出てないダンパー使う新幹線より、欧州高速車両の乗り心地に近いほど。
強いて言えばインテリアの素材の質感が少し負けている程度。

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