マケドニア、アルバニア、ギリシア行ってきた。
アテネの郊外鉄道のレポ

郊外鉄道は工事中で、アテネ・ラリッサ駅〜空港の鉄道は運休の模様。
(ラリッサ駅の郊外鉄道の切符売り場に貼り出された時刻表にも、空港行きは未掲載)
地下鉄3号線はモナストリアキ〜シンタグマ〜プラケンティアス 〜(郊外鉄道)〜空港と直通している。
シンタグマ駅発の空港行きは昼間は毎時28分と58分にある。
11時ごろの列車に乗ったが、満員。郊外鉄道との合流点プラケンティアス駅を過ぎると
乗降がほとんどない。(郊外鉄道の駅は、どう考えても無人地帯に近いところにある)

途中すれ違った郊外鉄道の列車は、どれも乗客が数人という閑古鳥状態。

アテネ〜コリントスのバスに乗ったが、併走して走る郊外鉄道は一度も車両を見かけず。
(ダイヤ的には、空港行きとアテネ行きが交互に1時間に1本走っているだけだが)
こちらも、中間の駅は辺鄙なところにあり、プラットホームに乗客の姿は見かけず。

旧コリントス駅は、正面の扉が閉まっており、ギリシア語でなにやら張り紙がしてある。
構内ではディーゼル機関車が数両の貨車の入れ替え作業をしていた。
コリントス駅の前にKTELバス停があり、アテネに行く人はそっちへ行っていた。
(アテネ空港などに接続されている郊外鉄道の路線は、GoogleEarthで見る限り、
コリントス市街地のはるか南に新駅を作っているようだ)
郊外鉄道はコリントス郊外を通って、パトラス方向(現状はキアトまで)へ伸びている。

従来のペロポネソス半島の鉄道にはありえない、全線複線(アテネ〜ペロポネソス半島
は非電化)でトンネルや高架橋、切通を使って一直線に敷設された路線は壮大。
ただし、現状では市民の足としてまともに運行されているようには見えなかった…

鉄道会社が本気になれば、アテネ〜コリントスはバスを駆逐して鉄道王国を築けるほどの
見事なインフラなんだけどね。