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【ギリシャ】バルカン半島の鉄道【トルコ】

0001エーゲ海の養殖真珠
垢版 |
2007/04/22(日) 07:16:59ID:TCnozAUH
抜けるような青空と地中海のもとで古代史の舞台を走るギリシャの鉄道、
東洋と西洋の十字路であるトルコの鉄道、その他ルーマニア、ブルガリアetc
バルカン半島を走る鉄道について語ろう。
001710
垢版 |
2007/05/07(月) 01:00:44ID:uoKRQkVM
帰ってきたぞ。
簡単にギリシャ鉄道レポを。

・ペロポネソス狭軌関係
アテネのラリッサ駅(ペロポネソス駅)からの路線は
標準軌への改軌が完了しコリントス新駅までは郊外鉄道と称する
微妙なスタイルの2両ディーゼルカーが凡そ15分から
30分ぐらいに1本で運行されていた。
狭軌の発着駅はコリントス新駅が終点になり、
パトラ方面へ行くにはここで乗り換えが必要。

なお、コリントス新駅はコリントス市街から4キロほど離れた場所に
あるのでここから徒歩でコリントスへは行けない。
巡回バスもなく不便だった。
コリントス新駅はかなり大きな駅だが
実際使われているのが2線1面のホームだけであとは閉鎖中。
将来はペロポネソス半島各線への特急が頻発される予定のようだが…
なお、コリントス駅は市内にあるが、単線1面のローカル線みたいな
風情だった…

なお、コリントスからナフプリオン、アルゴス方面への路線は工事に
より運休中。
ミケーネ遺跡にいくバスからたまたま線路が見えたが、木製の枕木を
コンクリート製に交換しているようだった。

・アテネ周辺
アテネのラリッサ駅は「これが首都の駅か?」と疑問に思うほど貧弱。
日本の地方都市の特急の停止する駅みたいだった。
駅は3線2面のホームしか使っておらず、しかもそのうち1線は
空港やコリントス新駅に向かう郊外鉄道用であり、もう1線は
到着列車用なので、事実上 1線でやり繰りしているような状態。
まあ、重要幹線であるアテネからテッサロニキですら1日10本程度しか
列車が走らないので必要ないのかもしれませんが。
あとこの幹線はピレウスまで延びているので、実は途中駅だし。

アテネ周辺は複線化・電化しているのになぜか長距離列車は未だに
ディーゼルカーかディーゼル機関車牽引。
どうも途中の区間で難所があり 電化が完了していない模様。
それにしても本数が少なすぎる。
施設より車両が追いついてない珍しいケースだ。

なお現在アテネ郊外に全てのインターシティー列車が発着し、
かつ市内への地下鉄も延伸されるアテネ新駅を建設中なので、
その際に増発があるかもしれません。
そうなるとラリッサ駅も郊外鉄道の一駅に成り下がると思われるので、
これがもう見納めになるかもしれません。

今日はこのへんで。
001810
垢版 |
2007/05/08(火) 01:35:10ID:jWqj/p7R
つづき

・列車について
インターシティーなる優等列車が走っているが、まあイギリスのIC125
と日本のキハ181を足して2で割った感じのドイツ製のディーゼル車だった。
(見た目はIC125っぽく性能はキハ181)
老朽化は否めずまた編成もたったの5両(うち1両は半分だけ)である。
その割には結構混んでるのでもっと増発すればいいと思う。
インターシティではなく普通列車扱いだが割りと駅と飛ばす快速のような
列車が一番快適だった。ディーゼル機関車に客車の牽引で、ちゃんと
ビュッフェもついている。

ただ、ギリシャの鉄道の客車にはなぜかストリートアート風の落書きを
されていることが多く、雰囲気は台無しだった。
常に落書きされているのか、一度落書きされたのを消してないのか
よくわかりませんが。

・テッサロニキ周辺
テッサロニキ駅は3面7線ぐらいと駅はアテネより威容を誇っている。
国際列車のほとんどがここを基点とするためか。
でも、駅の発着案内がぶっ壊れて作動しておらず全体的にはやる気がない。
またホームも本来のホームと実際今運用しているホームの番号が違い
非常にややこしい。ただ改装工事を進めている模様。
セルビアやハンガリー、トルコの客車が留置されていた。

テッサロニキ周辺のローカル線は2両編成のディーゼル車で
わりと綺麗で快適だった。またアテネの郊外鉄道で使われているものと
同じディーゼルカーがテッサロニキ駅近くの基地に留置されていた。
テッサロニキは地下鉄を建設中なので乗り入れをさせるのかもしれませんね。
002010
垢版 |
2007/05/09(水) 01:27:09ID:fXzpUCli
つづき

・夜行列車
テッサロニキからアテネまで乗車した。
この夜行はブルガリアのソフィアから来ていたので珍しく自動車運搬車も
連結していた。ざっと見た限りでは満杯であった。
しかしお粗末なのは出発時間10分前になっても慌しく客車の連結作業を
やっており、前の夜行列車は出発時間になっても完了していなかった。
それにぶち切れる客が作業員に文句をいい、作業員も連結作業そっちのけで
反論を始めるので遅れに拍車をかけていた。
私が乗った列車の寝台は6人一部屋のクシェットだったが客車はボロく汚い。
おまけに連結作業が遅れるので電源のある機関車となかなか繋がらず、
乗客は暗闇の中、自分の寝台を探す羽目になる。
車掌にくってかかる乗客はいないのでこれがデフォルトな模様。
もともとテッサロニキからアテネはインターシティーで
5時間ちょっとなので食堂車もなし。シーツも全て自分でセッティングする。
疲れていたこともあり気づいたらアテネに着いてて車掌に起こされた。
出発が10分遅れたのに到着は定時でした。
でも、また乗りたいとは思わないな。国際列車だったら悩むが。

結論
ギリシャの鉄道はヨーロッパとは言いがたく、まるでアジアの国の鉄道に乗っている
ような感じだった。それにギリシャのメジャーな観光地からルートが
全然外れてるので観光客はそれほどいなかった。
(メテオラへの路線があるのは奇跡的だが)
しかし、幹線のリバーディアからリアノクラディ(ラミア)までの区間は
峻険な山の中を縫うように走るのでなかなか見応え乗り応えがあります。
ペロポネソス半島の路線も頑張れば発展の余地ありという感じでした。

そしてEUならば鉄道は高度でなければいけないという意識(?)があるのか、
最近になってやたら鉄道の梃入れをやっております。
アテネ新駅やペロポネソス半島の大工事などが進んでおり、またアテネの地下鉄の
拡張やテッサロニキの地下鉄の建設など、ここ5年ぐらいで鉄道がおお化けする
可能性があります。こんごどう発展していくのか楽しみです。

>>19
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