>>350
日航123便墜落事故の事故原因についてでしたら、いまだに特定されてはいません。
事故から2年後に発表された事故報告書には、事故原因について色々書かれていますが、全て「推定される」と言う言葉が使われています。調査の結果、結局、事故原因を特定する事が出来なかったのです。
ICAOでは、断定できる場合は「認められる」を使うことが定められていますが、この事故原因に関しては、全て「推定される」になっています。

報告書内で度々出てくる(30箇所近く)「明らかにすることができなかった」と言う言葉も、それを如実に物語っています。

それに、事故調査委員会が推定する事故原因に異を唱える人は以下のようにたくさんいます。
航空学会に提出された論文も多数あります。

●東京大学工学部航空構造力学 小林繁夫教授
「隔壁から噴き出た空気が垂直尾翼を壊すことなど力学的に絶対にあり得ない」

●東京大学航空工学 佐藤淳造教授
「はたしてこの程度の気圧差と直進するはずの空気の流れを考えると、気圧が垂直尾翼を吹き飛ばしたり(中略)、はなはだ疑問です」

●東京大学工学部航空学科・弾力力学 近藤恭平教授
「隔壁爆発が生じても、(中略)尾翼に損傷を与えるまでに至らないということではないでしょうか」

●九州大学航空宇宙機構造力学 大平博一名誉教授
【航空学会発表した論文】
「Boeing 747 墜落事故機の内圧変化に関する力学的考察」
「1985.8.12日航機事故、垂直尾翼破壊の力学的考察(事故調査の側面的支援のために)」
「BOE 747 構造破壊に関する推論(1.間威圧変化)」
「BOE 747 構造破壊に関する推論(2.構造の逐次破壊)」
「Boeing 747 墜落事故機の構造破壊に関する力学的考察」

●54年航空大学校教授。59年防衛庁技術研究本部勤務、81年定年退官。航空医学実験隊技術顧問、東海大学講師 内藤一郎教授
「隔壁犯人説は原因と結果を取り違えていると思います。私は逆に、何かの衝撃でまず垂直尾翼がやられ、その衝撃で隔壁がやられたと判断しています」