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元日航機長伝説のグレートキャプテンも7時前の天気予報

36年目の部品発見から考える安全への警鐘 日航機墜落事故

2021年8月23日 07:00
ニュースが少しスキになるノート from TBS

元日本航空の機長で航空評論家の小林宏之さんは、事故当日のことを鮮明に記憶している。

「午後7時前にテレビで天気予報を見ていたら、123便の機影消失の速報が入った。
当時ジャンボ機は四重の安全設備があって、ジャンボが墜落するとは思わなかったが、次々に重い報せが入ってきて、・・・もう言葉では言い表せない胸の痛さを感じた。
事故の2日後には、国際線を飛ぶことになっており、筆舌に尽くしがたい思いで空港に向かったが、
他の乗員たちには、『飛ぶ以上は、注意力や判断力に影響を生じさせないためにも、とにかくいつもと同じ気持ちで、1便1便、安全運航を守っていこう』と話して無事に飛んだ」

だが、36年たった今でも、「その時の気持ちは言葉にできない」と、小林さんは言葉を詰まらせた。

最後に小林さんはこう結んだ。

「36年ぶりに事故機の部品がほぼ原型をとどめて発見され、事故を風化させてはいけないということを強く感じる。
また、どんなことをしても安全運航を守るということの大切さを、いま一度再認識する必要があると思う」
https://note.com/tbsnews/n/n8a652e3e256e