同じ原作小説を基にして何度も違う監督やスタッフで映画化されてるうちの一つが「嵐が丘」
原作にどこまで忠実に映像化するかなどの違いはあるにせよ基本的には同じ原作だけど
監督やスタッフ、キャストの違いで完成版の仕上がりや出来栄えは当然大きく異なる
音楽もそう
ハリウッド黄金時代そのものの華麗で優美なアルフレッド・ニューマンのは言うまでもなく聴く人を魅了し続けている
ルグランのは、これまた彼らしい美しいメロディが一度聴いただけで記憶に残る名作

で、坂本のは、豪華で華麗な感じにしようと必死でクラシカルでシンフォニックなオーケストレーションをしてるけど
肝心の曲が可も不可もない凡庸で印象に残らない駄作と言っていいのではないか
坂本はアイデア賞的な意味での良い楽曲はそこそこ作れたが、彼には本当に多くの人の心に響くような所謂「普遍的な正統派の美しいメロディ」を作る才能はゼロだったと思う
坂本の嵐が丘のスコアを素晴らしいと感じる人たちは、クラッシクの楽器の音色でごまかされてるだけ
このレベルの胡散臭い作曲家がたった一度とはいえアカデミー賞獲れちゃうとか
本当にアカデミー賞ってのはモンドセレクション並みに信用ならんわな
誰とは言わないが新しい映画音楽作るたびにほぼ毎回とりあえずノミネートしてもらえる人もいるしねw