新愛の嵐
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2002年7月1日から9月27日まで
平日13:30-14:00(65回)
東海テレビ制作、フジテレビ系列放送の昼ドラマ
本作は86年に放送された『愛の嵐』のリメイク版だが後半は大きく異なる 藤谷美紀27歳から28歳にかけて撮影されたと見られる
藤谷美紀が女優として最も美しく描写された傑作 新愛の嵐DVD
https://www.amazon.co.jp/新-愛の嵐-レンタル落ち-全13巻セット-マーケットプレイスDVDセット商品/dp/B018IQX5HW 義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たい男の世界
という歌があったが
猛は三枝家に対する義理とひかるに対する愛(人情)との葛藤に最後まで悩んだが
義理(死と引き換えにひかるお嬢様を守るという)に身を捧げて自分の職務を完成させた
彼の死は偶然であるが、その精神的意義を知り、猛の聖霊に満たされた
ひかるの残された人生はまさに猛と共にあったであろう 5年後のひかるが描かれている
なぜひかるは生きているのか
昔の猛の喪失感から猛と無理心中をしようとまでしたひかるなら
猛の後を追って、想い出の海で身を没しようとしても不思議ではない
結局、後を追おうとしたひかるを思い止まらせ
生きる決意をしたのは
猛との海での霊的体験であったであろう
そのところはドラマに描かれている このドラマは猛の死によって悲劇となったが
もし二人が苦労の末、新しい人生に旅立ったとすれば
人生という有限なものを至上価値としたドラマになってしまい
喜劇となり、結局は無力な空しさしか残らない
我々がドラマに精神的なものを見出すのは
ドラマの中に悲劇的なものがあるからである ドラマでは大河原の後に
猛と結ばれるはずが猛は死んでしまうという悲劇に終わったが
実生活では藤谷美紀は大河原(鈴木浩介)の後に
猛(美紀命の熱烈なファン)と結ばれ二人の子供を授かり
幸福な毎日を送っているというハッピーエンドだから
そういうことを踏まえながらDVDを見よう ライムソーダのように跳ねてる
夏の波の入り江で
風と夕日にネ
くるまって
ふたり見つめ合った
あなたが
たったひとりの 神さま
大事なものを 届けてくれたネ
はじめてケンカした日にわたし
言えなかったゴメンを
海の貝殻に
はさんでネ
そっと手渡したの
瞳をとじたあとも
あなたがずっと見える
テレた笑顔がステキよ
あなたが
たったひとりの神さま
わたしをずっと 守ってくれるの
1988年9月7日発売
藤谷美紀サードシングル「たったひとりの神さま」 「ひかるさんと自分の魂は永遠にはなれることはありません」
この言葉を胸にひかるは生きて行く
プラトン主義を基礎にしたドラマ
プラトンの『饗宴』の中でアリストパネスが
そもそも男女は一体であったが
この世で生まれる時、別々の人間となってしまったがゆえに
互に自分の半身を求めて恋をするという 最も美しい女優が、最も美しい女性の生き方を演じている作品 映画『わが愛の譜 滝廉太郎物語』に撮影当時、おそらく18才の藤谷美紀は
滝廉太郎の故郷、大分県竹田で滝の療養を介抱する女中・芙美として出演している
病が落ち着いた滝が東京音楽学校に復学した後、全く身寄りのない芙美は
新潟に妾奉公として旅立つことになり、芙美の女心を察した滝の同郷の先輩の計らいで
立ち寄った東京で一度でもいいからと滝と再会することになった
遠くから滝の姿を見たが、いっしょにいたピアニスト・ユキの令嬢ぶりに
余りにも場違いの世界であると、会わずにその場から逃げ出してしまう
泣きながら芙美は、滝にもらった一生の思い出の櫛を髪から外し大事に胸にしまい
涙をぬぐって前を向き桜咲く道を行く
これはまさに、ひかるが大河原に嫁いだ心境、最後死んでしまった猛の思い出を
胸に抱いて、もらった貝殻を大事にしている心境と同じだ ラストシーンで猛を撃ってしまった秀子役の北原奈々子は
2004年頃から芸能界引退してしまったそうだ 新・愛の嵐は、藤谷美紀の代表作といっても過言ではないが
なんせ4:3の時代のものだから画質が悪い
しかし、これより前の99年の作品、
「十津川警部シリーズ 越後・会津殺人ルート」は9:16で
格段に画質はいいのだが オープニングで毎回、主凱歌が流れる中で
海辺の波打ち際を二人で走るシーンがあるが
藤谷美紀の走る姿は素晴らしく美しい 閉ざし忘れた窓に雨が そっと吹き込んで部屋を
いつの間にか濡らすように 私心が泣いた
遠い...遠い日に触れ合った
約束はここにあるのに
すみれ色した 夕暮れの陽が
そっと二人の願い照らす
離れても愛は壊れないね
いつの日かくるdelight of my love
言えなかった言葉がある あの日..あの丘の道で
風の強い日に途切れた 大切な想い出は
きっとここにある 一人では
探せない だけど二人なら
緑のなびく 穏やかな丘
身体寄せ合い歩けるとき
あの日途切れた言葉教えて
いつの日かくるdelight of my love 藤谷も綺麗だし、要潤もカッコいい、猛が復讐のためブラック化してからが、特に面白かった。ラストは結ばれて欲しかったな。 「愛の嵐」はハッピーエンドで終わる近代のロマン主義的ドラマ
「新・愛の嵐」はむしろギリシア悲劇的な運命を主題にした古典主義的ドラマ 正統派美女には、正統的恋愛ドラマこそふさわしい
最もその本領を発揮したのが「新・愛の嵐」だろう
私生活への影響も含めて
藤谷美紀にとって ひかるの運命にもなってしまった
三枝家の没落は大河原のせいだとされるが
伝衛門が無謀な海運業に借金してまでも乗り出したことにある
文彦の警告にも放蕩息子だからと聞く耳を持たず 人情に篤い出来過ぎた封建地主の伝衛門のそれが裏目に出た
困窮する村の小作たちを三枝家から切り離せなかった
他方で「大崎さんとの事業で失敗したことはない」という非合理な判断 新・愛の嵐は嵐三部作の完結編
前三作品を踏まえて
より深い考えさせるドラマに仕上がった 藤谷美紀のサスペンスドラマ再放送も
年間数回やっているのだから
これからも活躍して欲しいね 初代国民的美少女グランプリということで
責任の重大さを自覚してがんばってきたんだろうな 93年8月21日公開の映画「わが愛の譜 滝廉太郎物語」では
ホクロはあった。しかし、
94年6月18日公開の映画「女ざかり」では
ホクロはなかった。
藤谷美紀は73年9月15日生まれ 三重テレビで再放送始まった
なんかこんなガキいたなぁあと死ぬシーンは凄い覚えてるわ 愛が身分の差を越えられるのか見たいのに煮え切らないのは猛が女を知らないからだと思ったからか
もしくはただの欲求不満か 心配してるけど産まれてみたらわかるよね
眉毛だったら自分の子
アゴだったら猛の子 存在が仄めかされたけれど
まったく見えてこない社員
二人で会社やってたんじゃないんか 二人を凌ぐアポで生まれてきたらどっちか分からない… 56〜57話
ひかるが灯油を撒いてマッチする回
ある意味ふたりの初夜なのにそういう描写なしで
タケシも先に寝ちゃうなんて不自然じゃない? ごちそうたんまり作るとか言ってたのはそういうこと?
でも身綺麗にして浴衣を着てキチンと寝てたよw 最後の提クレで嘘つき一生私を守るって言ったじゃないは酷いと思う 昼ドラは低予算だから、いかに本が面白いかにかかってた
本ドラマは愛の嵐のリメイクということで
より完成されたものといえる 登場人物は必要最低限に絞られ
それぞれ彫塑的人物とでも言えるような一つの理念を体現した性格であった
それらの人たちが絡み合い影響し合って物語は進行してゆく
個性のあらゆる面が一つの内的原理に従って隅々まで
余すところなく完全に形成されて、最高の芸術作品となっている 個人が私的人間ではなく、普遍的な理念を体現する方を優先するが故に
このドラマは前作「愛の嵐」のように二人は最後、愛は成就せず
私的な愛をより普遍的なものの中へ解消されねばならなかった
愛の嵐が鎮まったのちには、人間に許されるのは「想い出」を語ることのみ ドラマラスト海の場面で流れるタイスの瞑想曲
それはタイスという題名のオペラの中の曲で
美しき娼婦タイスに魅惑された修道僧の悲恋の物語なんだな バイオリンの先生役の女優さん
の名前、知ってる方いますか? >>72
森ほさち…元宝塚トップ娘役、2015年3月31日付で芸能活動を引退 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています