関西の展覧会★3
神戸ファッション美術館の「新・山本二三」展へ行ってきました。
多くのアニメーション映画で美術監督を務めた実力派です。
背景画やその構想スケッチが中心の展示ですが、とにかく構図が
かっちりしていて細部まで丁寧な描画です。
映画では、この正確細密な背景の中に「漫画」的な主人公たちが
登場して、それが違和感なく見えるのだから不思議。 お向いの神戸ゆかりの美術館にも入場しました。
上京の途中で立ち寄った神戸に居を定め、異人館周辺の風景を
描き続けた小松益喜の作品展です。
確かにユトリロの作品と似たところはあるかもしれない。
でも、色彩は明るく、晴れた日に街中を散歩している気分になる
楽しい絵です。彼がヨーロッパ各地を旅行した際の油彩・素描も
数多く展示されていて、見応えがありました。 俺も今度その2つ行ってタリーズで一服しヤマダストアコースや 滋賀の佐川美術館でポケモン工芸展観た
連れてった5歳児は喜んでた
建築が良いね。地上階もシンプルな建築と水と植物で良いが、特に地下の樂茶碗の空間は贅沢で鳥肌がたった 京都文化博物館の松尾大社展へ行ってきました。
古文書中心の展示内容でしたが、添えられている訳文を読むと、
中世には所領維持のため多くの苦労があったようです。
鎌倉時代に地頭と「下地中分」した荘園の古地図もあり、高校
日本史を復習しました。
最後の展示室の木造神像3体は、千年以上前に制作されたとは
思えない良好な保存状態で威厳がありました。 奈良県立美術館へ行ってきました。
写真家・小川晴暘が創業した「飛鳥園」が所蔵する仏像写真の
企画展です。ドでかいパネルの作品は迫力満点!
黒を背景にして撮った仏像はこんなに生き生きして見えるのか。
言っちゃ悪いが「作りもの」なのに。
雲崗石窟のスケッチ、というか現地調査資料も壮大で緻密です。
息子さんの小川光三がカラーで撮った作品も素晴らしい。
法隆寺の百済観音は、今にも口元が動き言葉が出てきそうです。 福田美術館と嵯峨嵐山文華館で開催中の美人画の企画展へ
行ってきました。
福田美術館では、上村松園と鏑木清方を中心に明治から
昭和までの著名作家の作品を展示しています。そこに
岡本神草の「追羽根」があり、これは幸運!
嵯峨嵐山文華館では、江戸時代から現代までの美人画の
移り変わりを辿ります。島成園の「舞妓」、誘うような
眼差しにも見えるが、うっかり手を握ると張り倒される?