興行を中心とするハロプロにとってコロナはどんな業種よりも打撃だったはずだが
何一つ泣き言を言わず、感染症対策を行った上でコンサートを開催
分割ハロコンという苦肉の策も、クオリティを上げることで顧客満足度を逆に上げる

ある日突然何の必然性も無く、理不尽で暴力的で邪悪なものによって、自らや自らの大切な人が損なわれてしまう
それが私たちの生きる世界である

それに対抗するのは愛する人が「邪悪」に飲み込まれないようにその境界線を監視する「センチネル(歩哨)」の存在であり、
子どもが崖から落ちないように捕まえる「ライ麦畑のキャッチャー」の存在である

ハロプロが国境を超えて様々な文化の人達の心の琴線に触れているのは、上記のような物語構造が普遍的なものであるからであろう
地味な『雪かき仕事』こそが『超越的に邪悪なもの』への対抗軸であると言うメッセージは
私たちの日常に活力を与え、私たちをディセント(礼儀正しい)な振る舞いへと導いてくれる