「焼肉ヌルボン」の運営会社「ヌルボン」(福岡市)は9日、福岡、佐賀、熊本各県の12店で提供した外国産の馬刺しなどを
2009年以降、「熊本産」などと誤ってメニュー表示していたと発表した。
同社によると、「鮮馬刺しにぎり」と「鮮馬刺」には、カナダやフランスで肥育後に熊本で半年ほど肥育した馬を使用。
外国での肥育期間の方が長いため、「外国産」などとメニュー表示すべきだったが、「熊本産鮮馬刺」などと表示していた。
担当者が食品表示に関する法令を理解していなかったという。
誤表示の期間は09年7月から続き、21年10月以降では約2万食を提供した。12店のうち福岡市の1店は今年1月に閉店している。
今月8日、社員からの指摘で発覚し、同日中に「熊本産」などの表示を削除した。
同社は「関連法規に関する社内講習会など再発防止に取り組む」としている。
同社はJR九州の100%出資会社で、21年10月に当時の運営会社から事業を譲り受けた。
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