「ハァ〜〜……」

PCの画面を見つめながら大きなため息をついたのは、究極の冒険家こと、ジョー・ウィリアムだった
最近のジョーの悩みのタネは、日本の5chとかいう掲示板にある、いまいましいスレッドだ

ジョー「このイカれたスレには俺が犯されるストーリーばかり載っている……まぁ、百歩譲ってそれはいいとしよう…」「許せないのは…コイツらは”ある事実”に基づいてこれを書いてるってコトだ」

そう、あのユージロー・ハンマによるホモレイプ事件だ
ジョーはこの事実を今まで世間に隠し通してきたが、極東の島国の奴らが何故かそれを知っているという事実に気付いて焦りを隠せない

ジョー「俺がこうしている間にも、どんどんレスが伸びている…」「なんでこんなスレが勢い30もあるんだッッ」

ジョーが頼ったのは、天才学者であるアルバート・ペイン博士だった

ペイン「私の理論に抜かりは無いッッッ」(瞳孔を震わせる)
ジョー「それを…実行しろと言うのですか」
ペイン「───そうだ。君は私の言う通りの文言を書き込むだけでいい。そうすれば自然とレスは減り、やがては自然消滅するだろう…」

早足で自宅に戻ったジョーは早速作戦を実行する
シャワーも浴びずPCを起動し、博士から手渡されたメモの通りに文字を打ち込む

ジョー「えーと…『NGめんどくせえから次スレからワッチョイ頼むわ』と…」カタカタ…ッターン
ジョー「それと…『賛成、IPも欲しい』と…」カタカタ…ッターン

ビュオオオオオオオオオ!!!
急に大きな風の音が聴こえてビビるジョー

ジョー「……ただの風か…どこかの窓を閉め忘れていたかな…?」

気を取り直してまたPCの画面を覗き込むジョー
何故かPCの電源は切れ、真っ暗な画面には、自分と


────もう1人の男が映っていた
見覚えのある男だ


ジョー「〜〜〜〜〜〜〜ッ」
???「ネットの書き込みを気にしてコソコソ破壊工作とは…やはりお前“メス”だな」バッッ

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン