時行は領土回復に取り憑かれた偏執狂キャラにした方が分かりやすかったかもね。
山中鹿之助のように、何度負けても自分でもやめられないみたいな。

史実の時行は「取り戻す」方に重点があったはずだけど、作者は「負けて逃げる」方に焦点を当てているから、「逃げることが好き」というある種のあり得ない人物造形になってしまっている。