個人の借り入れについて申告を求める異例の通知を出しました。

 滋賀県大津市に本店を置く滋賀銀行は9月末、全行員に対し、借金や投資取引の利用状況などを申告するよう通知していたことが分かりました。

 滋賀銀行では9月、支店長代理だった男性行員が客にうそをついて預かった書類を利用するなどして約8500万円を横領し、懲戒解雇されました。

 横領した金が元行員の借金返済に充てられていたことを受け、滋賀銀行は、今回の通知を出したということです。

 銀行が行員個人の借金などについて申告を求めるのは異例で、滋賀銀行は「不祥事の再発を防ぐのが目的であり、申告はあくまで任意だ」としています。