通訳の問題は大きい。

そもそもサポーターの個人の指笛なんてよくあることで、それも2、3回だけのこと。
だから、ミシャも直前のそれをネタにジョークを使って浦和サポの気をひこうとしたわけ。浦和サポとはよく知ってる関係性だからサービス精神ってやつ。
もちろん、浦和を解約されたことは今も納得していないから当時の話をして長くなってしまったけど。それだけ浦和が好きだったんだろう。
札幌のホーム最終戦のスピーチで全体の半分近く浦和の思い出を話していたのがその証拠で、浦和サポの目の当たりにして嬉しくてつい長話になってしまった。
それを通訳の個人的な感情で勝手に付け足してミシャが言ってもいないことを声荒げて叫んでしまった。

結果、伸二は引退セレモニーのあの場で通訳のフォローをしないといけなく、こうやって今もそのことで札幌サポは嫌な思いをしてしまう。
通訳が叫んでいたときは、札幌の選手の顔もひきつっていたよな。
ミシャのジョークが通訳でちゃんと表現されていれば伸二も引退セレモニーのスピーチでわざわざフォローすることもなかった。

伸二の大切なあの場面でフォローさせてしまったあの通訳。
通訳の問題は大きい。