【清水】オレ監督大荒れ「何を言わせたいの!?」ロスタイム被弾で敗戦

<明治安田生命J1:清水1-2名古屋>◇第14節◇21日◇アイスタ

清水エスパルスは痛恨の黒星を喫した。ホームで名古屋グランパスに1-2。1点を追う後半にFWチアゴ・サンタナが同点ゴールを挙げるも、ロスタイムに失点した。

 怒りが爆発した。引き分け濃厚から痛恨の敗戦。3試合未勝利で、16位のまま。終了から1時間後、オレ監督は顔面を紅潮させ、会見場に現れた。「試合の総括を…」と問われると、机に左手をたたきつけ、「総括なんてできないねえ!!逆に何を言わせたいの!?」と、普段は淡々と振り返る指揮官も珍しく声を荒らげた。

 数分が経ち、冷静さを取り戻した。オレ監督の一問一答


 ーこれが今の現状なのか 

 「今はね、うん。そうですね、はい」

 ー不安定な立ち上がりを露呈して失点。同点に追いつき、攻勢に出たのも後半からだった。

 「そこでしょう、今日のポイントは。前半は試合に入ってない選手が多々いて、ミスが多く、そこから失点してね。守備の固いチームに先取点を獲られると苦しくなる」

 ーロスタイムの失点について

 「結局、あれも奪われた後のリスク管理がね。その辺も今シーズンの課題で、対等に戦うのなら、もう少し試合運びを改善しないといけませんね」

 ーリーグ戦でのホーム初勝利を願うサポーターが期待するのは、試合開始からゴールを目指す積極的な姿勢だが

 「それはね。そこに苦しんでいるから今の現状な訳で」

 ー中3日で控えている25日はホーム東京戦。

 「下を向く気はないし、逃さないし、逃げないよ我々は」