2020年の気象庁自らの報告書 「日本の気候変動 2020」 において、

地球温暖化に伴う気温の上昇は、地上付近では高緯度の方が大きいため、
南北温度差が縮小して低気圧の発生が抑えられる。
また、地球温暖化により熱帯域が拡大し、ジェット気流が北上することで、
低気圧活動も北上すると考えられている。
現時点では本州付近が低気圧活動度の最も高い緯度帯であるため、
低気圧活動の北上に伴い、日本の南岸で急発達する低気圧は減少すると予測されている。
ただし北海道付近では、低気圧全体が減少する効果と活動が北上する効果が重なるため、
気候モデル間のばらつきが大きいものの、急発達する低気圧はやや増加する可能性がある

と綴っているわけで、当時よりもさらに温暖化が加速した2023年以降、
このような気候変動が進行していることを再認識するべきだろう。