実は少子化問題とは母親の数が半分以下になっていること

国勢調査ベースで見ると、1985年時点では、15〜39歳の女性で1人以上の子を産んだお母さんは、約1060万人いました。それが、30年後の2015年には、同年齢で497万人まで減少しています。母親の数が半分以下になっています。問題なのは、少子化ではなく「少母化」のほうなのです。


男性よりも長生きリスクの高い女性

天野 馨南子 : ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー

少子化が進み、長生きリスクが深刻化しているのは男性ではなく女性です。
現在の40代が高齢者になったとき、日本は税金で支えられる高齢者層と、その税金を捻出する若年層のバランスが取れる状態ではなくなることが目に見えており、今のままでは老後の社会保障で現行水準を維持することに期待はできません。
このままでは税収不足で、生活保護の仕組みさえ持続することが難しいかもしれません。

こうした状況の中で、男性よりも女性は長生きです。
男性が婚期を誤解しているために結婚市場に出遅れることによって、20代男女のマッチングは難しくなっており、結婚市場における20代男女のプレーヤー割合のアンバランスが未婚化解消の大きな壁となっています。
日本では未婚化は出生数の減少に直結しているため、人口の支えられる側の世代と支える側の世代のアンバランスが進み、男性よりも平均寿命の長い女性の方が老後苦しむ長生きリスクが高くなるのです。


老人になった時に他人の子を当てにしないんならそれもいいですが世の中みんな誰かの子供だからそういうわけにはいかないんだよな
子育ては夫婦だけのためではなく楽しんでやる社会ボランティア
世代を越えてお互いに助け合うという共助意識に欠けている
独身を貫くなら小梨も許されるとは思うけどね