三成たち奉行連中は豊臣という名前が誕生した瞬間から誰より中枢にいて
15年間ずっと豊臣公儀を振りかざして威張り散らす立場だった
逆に誰かに豊臣公儀を振りかざされた経験自体がない

西軍が豊臣公儀になったというのではなく
三成たちにとって豊臣公儀というのは空気のように自分の近くにあって当たり前のものなので
自分が豊臣公儀ではないということ自体が想像不可能なものだった
だから過去15年間やってきたのと同様のノリで豊臣公儀を叫んでいるだけで特別な意味はない