吉川武蔵の評価は…って、アレ読んでる武蔵好きっていまどきどんだけいるのかね。
自分は一応読んだけど、まあなんだかんだと面白かったような印象あるよ。長いので休み休みだったけど。
吉川英治の文章は小難しくなくて読みやすいのがいいね。
ただ、戦前の書評の中には
「新聞で読むと面白かったのに、まとめて読むと人物が一貫してないし行き当たりばったりな展開で、なんでこんなものを熱中して読んでたのかわからない」
みたいなのがあったと思う…ソースが思い出せないので、話半分に聞いてくれ。
高校時代の教師から、吉川英治作品では法然が一番評価が高いとかいうてたが…。

ただ、武蔵もののスタンダードというか、原形の一つではあるから、それを考えると読む価値はあるかもね。
魔界転生の最後の決闘なんかも吉川武蔵のパロディな部分があるし。
戦後の武蔵ものはお通や沢庵の存在を含めてここらから引っ張ってたりするし。
知ってるとくすっとなれるような感じ?