理詰めで考えてみよう。

絵画は、あらかじめ全体を一望できる。お客は全体から細部へと見ていくことができる。
でも、音楽は、最後の1音が鳴らされるまで全体はわからない。お客は細部から全体へと聞いていくことになる。
だから、作曲家や演奏家はお客を最後まで引っ張っていけるように工夫しなくてはならない。

「途中でだれる」というのは、お客を最後まで引っ張っていけないということ。
つまり、「聞いてて飽きる」わけだ。

それでは、人が飽きる原因は何だろうか?
それは、「単調で変化がないように感じられる」から。

この「変化」という視点からシューベルト・ソナタを見ると、確かに音の動きが乏しい箇所が所々あるように思う。
たぶん、そこが原因で飽きられてしまうのだろう。

それでは、そういう箇所はどのように弾けばいいのだろうか?
音の動きで引き付けられない以上、リズムで引き付けるしかない。


〔まとめ〕
途中でだれずにまとめるにはどうすればよいか?
・原因は、曲の所々にある音の動きが乏しい箇所だと思う。
・対策は、リズムで引き付ける。

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