青森は最果ての地、恐山が有名だけど、あそこは一種独特というか…
北東北で熊野系(天台宗系)の修験者がこぞって巡礼した地があった。
それが十和田湖。

十和田湖の外輪山に登り、更に湖畔まで降りて、湖畔沿いを移動し、最後に御堂に参拝し、危険な崖を登り、
更に湖畔に降りて、南祖坊が八郎太郎に勝ちそこで湖に入ったとされるオサゴ場で占いをするのが全目的。

南部藩だけではなく、八戸藩、仙台藩からも参拝者が来た。しかし、江戸時代には秋田藩は真言宗となっていたので
参拝者はいなかったという。津軽藩は、2代目藩主が天海僧正の弟子だから、天台宗だったが、南部藩とは犬猿の仲
なのでこれも参拝者はいなかった。