どー見ても槍ですら無いレプリカであれ、そう思えなくなった瞬間に、貫かれ、死ぬこともあるのも…現実の話。
単なるエネルギー・物質が満ちた場に対して、常識という油性ペンで自分の形を描いて、そこに生・死を定める。

…そう、知恵の実の二つ目の代償は死である。

「そんな馬鹿な…」と思うでしょうが、これもありのままを見ることが出来るのなら、簡単なこと。
だって、君も…かつて、自分であった老廃物を自分と認識しないし、全て入れ替わってる。何回も^^

だから、人類が生命の実を得る方法は主に三つ…首を落とす…知恵を落とす…ありのままを見る。
そんなリアルを描きながら、最も妥当なプランで人類保管計画を完結させたのが、エヴァの物語。

人の意思の力は、その姿・形・在り方の全てを変えることが出来る。

…でも、そこに達した人類は、疑う余地の無い神であり、:||(リピート)してしまう。
庵野は庵野のエヴァを完結させたのであり、エヴァは完結してないという複雑な方針。
他人の描くエヴァが観たいのだそうで、きっと彼は…答えを知りたいのでしょう^^;

人と神の循環で紡がれる楽譜から、:||を外す方法…それが見つからないことには、
終止符に辿り着くこと叶えど、停止ボタンが使い物にならないS-DATそのものさ。