今朝(11月23日)、スマイルFMのK氏が、実に胸に残るコメントを残した。
 
 映画ローレライで、艦長が若者に向け「我々大人が起こした戦争に、君達若者を巻き込んで申し訳なく思う」というセリフがあるのだが、それにかけて
 「我々大人が起こしたバブルに、君達若者を巻き込んでしまって申し訳なく思う」

 とコメントしたのだ。

 この言葉は、直球で私の胸に響いた。

 バブル。
 この実体なき経済成長がもたらしたのは、莫大な不良債権と、大人たちのモラル崩壊であった。 
 この二つの負の遺産が、潜在成長率7パーセントともいわれる日本経済に、今だ重い足かせとなっているのだ。
 それは、経済面のみにとどまらず、社会面でも「バブルを作った大人たち」の子どもの崩壊にまで及んでいる。 
 このバブルという現象は、日本という国を核爆撃以上に完膚なきまでに叩きのめした。(今の日本はデフォルト(国の倒産)寸前である)
 いわば、戦争そのものであった。
 そして、その戦争(バブル)を起こしたのは、当時の大人達である。
 その張本人たる団塊の世代は、2008年問題を例に出すまでもなく、一気に退職し、退職した後でも、年金という重荷として若者達に負ぶさる。

 このような大人達を見て育った子ども達が、マトモに育つのは難しいことである。
 自分達の尻拭いはせず、それどころか、引退してからも更に若い世代に重荷を負わせる。 
 私は、この点に関しては、いまの大人たちは誠心誠意若者に謝罪すべきであると考えている。 

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