グラミー賞を6度取るなど世界的に活躍したサックス奏者、デヴィッド・サンボーンさんが12日午後、死去した。78歳。前立腺がんで長く闘病していた。

公式SNSで「グラミー賞を6回受賞した世界的に有名なサックス奏者、デヴィッド・サンボーンの訃報を、悲しく重い気持ちでお届けします。サンボーン氏は、合併症を伴う前立腺がんとの長期にわたる闘病の末、5月12日日曜日の午後に逝去しました」と記された。

サンボーンさんは幼少時に小児まひを患ったことからサックスを始めた。兄弟のブラスグループ、ブレッカーブラザーズ参加で頭角を現し、日本人ピアニスト深町純が中心となり有力ミュージシャンが集まった「ニューヨーク・オールスターズ」にも参加した。その後は、エリック・クラプトンやベーシストのマーカス・ミラーら、トップミュージシャンと共演してきた。

来日公演も多数開催。特に1992年に「マーカス・ミラープロジェクト・FEATURING デイヴィット・サンボーン」として出演した屋外ジャズフェスティバル「ライブ・アンダー・ザ・スカイ(Live Under the Sky)」での圧巻の演奏は、ファンの間で語り草となっている。
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