谷隼人には三浦洋一が演じた役を割り振られていた。
ところが高倉健は「谷はおれの側近(夏八木勲、寺田農、峰岸徹のどれか?)においたほうが合っている」と注文をつける。
谷は役の交代をつげられると、高倉からそのような話があったのを知らないので、拒否。
俊藤浩滋らプロデューサーは「谷は言うことを聞かないので外す」と高倉へ告げる。
経緯を後から知った谷は健さんに謝りに行こうとしたが、東映京都スタッフが健さんを連れていってしまうので接触できない。
谷さん自身が東映チャンネルのピンスポで後悔交じりに話していた。
後に高倉が亡くなる数年前に「谷、あの時はすまなかった」と謝られたそうな。

京都ではなく、東映東京ならこんなすれ違いは起きなかっただろうね…。