西洋美術館の常設が展示替えになり、結構配置が変わってました。

一階奥の壁は、これまで長く並んでた松方氏の肖像やイギリス絵画が2階に移動して、ルノワールやセザンヌの風景画に交代。

そこの二点のセザンヌの間に「新展示」のプレートと見事な風景画が目に入りました。
一見、ピサロかな?と思って近づいてみると、今まで見たことのないゴーガンの絵でした。

年記は1884年、サイズもあり、印象派の作風。とても丁寧な書き込みで、国内のゴーガン作品の中ではかなりの名品です。

残念ながら、新規購入ではなく寄託品ですが、セザンヌにも見劣りしない存在感があり、西美の魅力が一層ましたと感じました。