確かに帰宅部って肩身が狭いというか、何か異質扱いもされましたよね。
そういう私も中学入学当初は帰宅部で、クラスに女子の"帰宅部員"は何人もいましたが、男子は私にだけ「帰宅部はいいよな」「帰宅部のヒロイン」と口撃し、私も「もうそれ聞き飽きた」と返すのがお決まりでした。
女子バレー部顧問の担任もそんな私が気になったのか? 1学期末の三者面談の席で「部活に入りなさい」と忠告どころか「入部届なら私の手元にあるし、担任として大目に見てあげるから」と発言。
これには同席の母も乗り気で「待たせないで早く入りなさい」「先生、どうぞ宜しくお願いします」と否応なしに入部決定の流れに。
私もこれ以上男子達から「帰宅部」とからかわれるのも嫌だったし、見返してやりたい気持ちもあってバレー部入部を即決。
入部後にはしつこいほど「帰宅部」とからかってた男子が、部活前準備でボール出しをしてた私を見るなり、焦ったような表情で「お前、何部だよ!?」。
「私、バレー部」と言い返してやったときは溜飲が下がったというかスッキリしましたね。
でも入部から10月末くらいまでは私だけ「別メニュー」で、雨の日以外は毎日のように外周ランを課せられたりと、帰宅部してた1学期とは真逆の放課後に。
「なんで私だけ毎日ずっと走らなきゃならないの?だったら帰宅部してたほうがよかった」なんて思ったこともありましたね(笑)