【昔話風】1行リレー小説〜第肆話〜
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なかったので立ててみました。スレタイこれでいいのかな?
・前スレまでのあらすじ
双子のヨシノブとヨシノリは踊っているときに激突して人格が入れ替わった
ヨシノブはヨシノリに成りすましてヨシノリの婚約者・香織さんと海の見えるホテルにきたが、
そこにいたのは・・・? ヨシナリは、名前は似ているが、ヨシノブとヨシノリとは血縁関係はなく、赤の他人であった。しかし、 ヨシナリの兄であるヨシユキは、ヨシノブ・ヨシノリの腹違いの兄である。 母A===父A===母B===父B
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ヨシノブ ヨシノリ ヨシユキ ヨシナリ
ヨシナリはヨシノブ・ヨシノリと血縁がないのでヨシナリとヨシユキは父親が違うことになる。 母A===父A===母B===ヨシモリ(ホテル経営)
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ヨシノブ ヨシノリ ヨシユキ ヨシナリ
ホテルの自慢は全部屋海が見えるベランダつきで、取れたてのシーフードのディナーだった。 ホテルの名は、ヨシモリの名字をとって「ホテル徳川」だった、徳川という名字は他人に当たるヨシノリ・ヨシノブにも偶然共通した。 ヨシノブは、ヨシノリのカードを使って、スイートルームをとった。 スイートルームに入ったヨシノブだが、カオリに姉のカオルから電話が入った。
カオル「香織!驚かないで聞いてよ!ヨシノリくんはあんたの・・・」 薫「いや、何でもない、会って話しましょう、それより内の娘のカオルコがね…、」
母A===父A===母B===ヨシモリ(ホテル経営)
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ヨシノブ ⇔ ヨシノリ ヨシユキ ヨシナリ===カオル
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| カオルコ |
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└────婚約中────┘
カオル「ヨシノリくんとあんたの結婚式をメチャクチャにしてやるって言ってるのよ」 >>19
あ、家計図間違えた・・・カオルの妹の香織と婚約中です。
母A===父A===母B===ヨシモリ(ホテル経営)
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ヨシノブ ⇔ ヨシノリ ヨシユキ ヨシナリ===カオル─カオリ
↑ | ↑
| カオルコ |
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└───── 婚約中 ────┘
※ヨシノブとヨシノリは交代中
カオリ「カオルコちゃん、どうしてそんなことを?」 香織「え?ヨシナリが?…それはヨシヒデ兄さんに頼むしかないわね…。」 この一家はカオスすぎてよくわからないが、要するに香織とヨシノリは政略結婚なのであった。 香織「それじゃあヨシヒデ兄さんとカオスにでも頼んで、カオルコちゃんを結婚式の日にどこかに連れて行ってもらえないかしら」 ヨシサダ「娘の香織か?大変だ、ヨシヒデ君とヨシムネの中身が入れ替わったんじゃ。」 香織「私が娘?あぁ将来の娘ね?入れ替わった?それは大変。」 ヨシサダ「でも入れ替わっても誰が誰かもうわかんねぇし、いいか。」 香織「そうね、私もヨシノリでもヨシノブでもなんでもいいわ。」 こうですかわかりません><;
母A==ヨシサダ===母B===ヨシモリ 父C==母C
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ヨシノブ ⇔ ヨシノリ ヨシユキ ヨシナリ===カオル カオリ ヨシムネ カオス
↑┌─┴─┐ | ↑
|ヨシヒデ⇔ヨシムネ カオルコ |
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└───── 婚約中 ────┘
※⇔は交代中 ヨシサダも香織もどうでもいいと納得したとき、ヨシノリの姿をしたヨシノブが香織に・・・ 香織は電話を切った後アドレスの「ヨシ〜」の欄を見てみた、512件の登録にドキッ!!とした。 ヨシノブ「香織、512件も登録があるのか、最初はヨシアキさんだね…、ヨシオが80件目かぁ〜。」 香織「どうしてヨシで始まる人の知り合いがこんなに多いのかしらね」 そのとき、ヨシノリの正体を怪しんだヨシナリが、ルームサービスを装ってやってきた。 香織「同じ名前のヨシオさんが46人いるものね、あ、ルームサービスよ…」 ヨシノリさん、カードで払っていただきましたが、サインの筆跡がちょっと。 ヨシナリ「36番目のヨシオさんから差し入れだよ、食べな。」 ヨシナリ「いや、気になったもんでね…」と隠しカメラを装着し、部屋を後にした。 ヨシナリは後日カメラを確認したが、そこには差し入れのコッペパンをもぐもぐとパクつくヨシノブの姿が映し出されていた。 ヨシノブ「コッペパンかぁ、懐かしいなぁ、戦時中を思い出すよ。」 香織はまだ気付く様子はないが、ヨシノブはヨシノリが酷い癖字であることを思い出し冷や汗をかいている。 懐かしい香りのするコッペパンに惹き付けられ、当時の思い出に浸るヨシノブは夢中でコッペパンにかじりついた。 しかし、しかしそれはコッペパンではなかった、中から甘〜いカラメルソースが滴り落ちてきた、「裏切られた!」 ヨシノブ「カラメルソース?いや、こいつはピーナッツバターだ!こいつぁ、ナッツパンだ!」 差し入れ主の36番目のヨシオは25歳の青年実業家だから無理もなかった。 裏切られたヨシノブは、慌てて脱脂粉乳を手にとった「飲むヨーグルトだと?」、 ヨシノブ「こいつぁ現代っ子の、現代っ子の食事じゃあないか……」 香織は喜んでいる。「ヨシオさんってハンサムでラガーマンで素敵なのよね。」 ヨシノブ「ヨシオが気になるのか?俺が若い頃は日本にラグビーなんてスポーツはなかったからなぁ、ありゃぁ俺だって一流のラガーマンょ。」 ヨシノブ「俺が若い頃はベーブルースや力道山だってまだいなかったんだ。」 香織「ヨシノリさん、ヨシオさんのことヨッちゃんって呼んでなかった?」 ヨシノブ「それからヨシノリさんって呼ぶのは辞めてくれないか、バレちまってるみてぇじゃないか。」 ヨシノブのコッペパンとヨーグルトを持つ腕が急にガタガタと震え始めた。 ヨシノブ「バレちまうなんて言ってねぇよ、照れちまうって言ったんだょ、ヨシノリでいいよ、さんはいらねぇ。」 見た目はそっくりだが、ヨシノブはねちっこい性格で、香織に迫っていたので嫌がられてた。 香織「ヨシノリさん結婚まで清い付き合いをしようって…本当にどこかおかしいわよ。」 どうもらしくないヨシノリを香織は訝しく思っていた。 その時香織にヨシノブの携帯からヨシノリが電話をかけてきた。 ヨシノリ「もしもし!香織さん?オレオレ、オレだよ!オレ」 ヨシノブ「(うまくいった、これであいつを殺しちまぇば、全てが巧くいく。)」
殺害計画を立てたヨシノブであったが、ヨシノリは殺害を待たずして寿命で天寿を全うした、97歳であった。 ヨシノブも体に異常をきたすようになる、発作である、 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています