【光る君へ絵巻】ドラマ美術の世界02 ~主人公・まひろ(紫式部)が暮らす屋敷とは

下級貴族で貧乏な為時の屋敷は、当時の最先端の技術を用いて建てられた寝殿造りの建物ではなく、その一昔前の建物という設定で造られています。
平安時代の建築様式として知られる寝殿造りは、中央に寝殿があり、その東あるいは西、北にそれぞれ対屋(たいのや)を設け、渡殿(わたどの)で結ぶ…というような特徴があります。
しかしそれ以前の奈良時代では、まだその様式が確立していません。