こちらで知った「特捜部Q」檻の中の女を読んでみた。
途中で犯人の察しが付いてしまったけど、最後まで面白く読めた。ありがとう。

ただ、当たり前のように夫婦関係や家庭が壊れている(例えば重症の夫に付き添いもしない妻、でも周りは全然なんとも思ってないみたい)社会であるのに不安を掻き立てられてしまいました。
なんというか、世の中いろんな人生があるよね…というのでなく社会全体が自由なんだけど何かとても脆くて危うい感じがして怖いと思ってしまう。
全部の北欧の夫婦や家庭がそんなでもないだろうとは思うんだけど。
「ミレニアム」の1を読んだときは主人公の身勝手さに怒りが湧いたけど(ミステリとしてもご都合主義的に感じられて次を手に取る気持ちになれなかった)今回はなぜか自分も傷ついたような気がしてしまってる。
もっと若い人はあんまり気にならないのだろうか。
この板にある「大人になって感想が変わった〜」スレで昔の価値観で描かれたものが受け付けなくなったというのの逆バージョンなのかなと思ってみたり。