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「汐里!?鈴!?いつからそこに?」
「事故の話から。よかった…ユハネが本当に嫌っていたんじゃ無いかって…グスッ…」
「ユハネさーん、可憐な乙女の心はすごく傷つきましたよ。どう責任とってくれますかー?w」
「ご、ごめん…」
「えー聞こえなーいwもう一回♪」
「ゴメン!鈴!」
カシャ!
「はい、渾身の謝罪撮れました〜w」
「鈴っ!やめてよっ!汐里まで笑うなっー!」

「どうしても戦うっていうの?」
「うん、ユハネもだけど、私には守りたい仲間ができたから。」
「うちも、やられっぱなしじゃカッコつかないしさー。」
「そう。鈴はともかく、汐里がそこまでと言うなら…」
「私も微力ですが、お手伝いさせていただきますわ♪」
「ホノピさんまで!危ないからやめてください!」
「いえいえ、そんなわけにはいきませんわ。怪人?でしたか、一度お手合わせしましたし。」
「でも…ホノピさんを危ない目には…」
「あら、私どころかシーズニングのみなさまに一度も勝てないユハネさんが仰ります?w」
「うぐぐ…」
「はいはいっ!今は自分ができるベストをやりましょ♪あと、命は大事にね。」
レイナの滅多に見せない真剣な表情を見て一同がコクリと頷いた。
「じゃあ、私もできることを。可愛い妹ちゃんが困ってるのを黙って見られないわ。」
「レイナ…ゴメン。ほまれを巻き込んで。」
「謝らない!ほまたんも鈴のためにやったんだから。やるなら妥協しない!とことんやりな!あとは大人の私たちがどうにかするから。」
レイナはスマホを取り出し電話をかけた。
「もしもし?アユミさん?はい…マサキさんに連絡が…わかりました。じゃあ、Wake-up Call、緊急招集かけますよ。はい、では…」
「汐里、親切心で言うけど今のあなたでは正直足手纏いだよ。」
「落ち着きなさい、鈴。"今のままでは"ね。汐里は鍛えれば強くなれる。1番近くで汐里を見ていた私が言うから間違いない。」
ユハネは飾られている絵画の額縁を外し腕を押し込むと金庫が現れた。ユハネは金庫の扉を開け巻物と杖のようなものを取り出した。
「汐里にはこの巻物を。ビヨ流奥義虎視眈々弾が書かれた"虎之巻"汐里の力になってくれるわ」