https://news.yahoo.co.jp/articles/1bceb85de1388a8c4d41c28780f92cf75252c07e
小林製薬(大阪市)がつくる機能性表示食品の摂取者に健康被害が相次いでいる問題で、
厚生労働省は29日、小林製薬のサプリメントに「プベルル酸」という物質が意図せずに
含まれていたことを明らかにした。今後、小林製薬と厚労省はこの物質の毒性などを
調べる。

厚労省によると、プベルル酸は青カビからつくられる天然の化合物で、どういう理由で
混入したのかはまだ不明という。抗生物質としての特性があり、抗マラリア効果が
あるほど「毒性は非常に高い」というが、腎臓への影響は現時点ではわかっていない。

小林製薬は特定のロットにだけ、この物質が入っていたことを確認した。小林製薬は
これまで「未知の物質」という表現をしてきた。

ただ、プベルル酸が健康被害の原因なのかはわからないため、小林製薬と国は今後、
動物実験などで毒性を評価していくという。