「他人のS○X見るの初めて?」耳元で囁かれてゾクッとする。「興味深々じゃんw」平静を装うはずだったのに見入ってしまっていた…そもそも他人どころか…
刈り上げは知らぬ間にぺいのイスの背後に立ち、背もたれに手をかけていた。「あんなに気持ち良さそうだと羨ましいでしょ?」背もたれにあった手が首筋を撫で、そのまま肩から腕まで緩やかにさすっていく。
なんだかさっきより頭がぼんやりしている。もしかして…「もしかしてお酒入れられたと思ってない?」見透かされたようでギクリとした。「ぺいが興奮してるだけでしょw 顔真っ赤にしてさ」反論する自信がなかった。
ゴツゴツした手がお腹をさすり次第に胸に近づく。自分も手を添えているが抵抗には程遠かった。耳を舐められ舌が首筋を這う。ふんん…と自分でも聞いたことない吐息が漏れた。
頬に二、三度キスをされ、そのままこちらを向かせようとしたが頑なに堪えた。今更な抵抗だったがそれはダメな気がした。その間も手が下から胸の山を沿って来ていた。
優しく揉みしだかれると「でっか」と刈り上げがぼそりと呟いた。部屋着のシャツ一枚では何も彼の手際を遮るものはなかった。するりと裾を首元まで上げられ下着が露わになる。
「わーめっちゃ可愛いじゃん!やっぱ今日俺来るの知ってたでしょ?w 嬉しいわあ」着替える時に見られても恥ずかしくないように大人っぽい物を選ぶ傾向にあったが、こんな時に喜ばせる物になるとは思いもしなかった。
さっきから自分が大人っぽく見せようとしてきたことが全部裏目に出ているようでなんだか恥ずかしかった。下着の上から先端をなぞられ反応してしまう。咄嗟に何もなさそうに振る舞おうとする自分に気づいてまた恥ずかしい。
その後も刈り上げはぺいの上半身のあらゆるところを柔らかく、そしてくまなく触りつくした。自分の物であると示すためのマーキングのようだった。添えられていたぺいの手の力ももうほとんど抜けていた。
またぺいの右の首筋を下から上に舐め上げていき、顔の高さに近づいたところで左手でこちらに向かせ唇を奪う。今度は抵抗は無いに等しかった。右手で胸を揉みしだきながら舌をねじ込み絡ませる。涎が顎を伝っていく。
ぺいが口を離しふと前に目をやると、突き出された尻の先でパン!パン!と腰を打ちつける金髪とソファにめり込みそうなくらいに悶えるみーこが視界に飛び込んできた。頭がどうにかなりそうだった……