「ぺいって呼ばれてるの?」『え?』「みーこが呼んでたじゃんw」『あ、そうですね…』「へーなんで?」『名前に…』と口にしたところで喋るのを止めた。個人情報はできるだけ出したくなかった。
刈り上げは別にどうでもよさそうだったが、ぺいは咄嗟にちがう話題に切り替えた。『あの、いつもああだって言ってたけど、その、いつもこういうことしてるんですか…?』
いや何聞いてんだよ!と心の中で自分にツッコんでしまった。頭が正常に回っていない…
「気になる?w いつもしてるよ。あいつ俺らのち○こ大好きだからw 一応気を遣ってるんだよ?仕事があるとか友達呼んでるとかさ、そういう日は避けてるよ。」
『でも今日は私が…』ソファの方は見ないように話をしていたが、聞こえてくる声も卑猥な音も明らかに大きくなっていて話があまり入ってこない。
「あいつは昨日呼ぶって言ってたよ。」アァ…ンンン!!パンッパンッ「だから今日来たんだよw」ァァ…!アッアッ「うるせーな!!ww」刈り上げが笑って空き缶を投げつけるが外れて床に転がった。
思わずソファの方を向いたが金髪はおろかみーこすら全く気に留める様子がなかった。いつの間にか2人とも裸でギョッとする。ソファに腰掛けた金髪の腰から太くテカったモノが威嚇するようにイキリ立っている。
別の生き物が付いてるみたいだった。思わず家に入ってくる時のヤツらの会話がフラッシュバックしてしまう。
金髪はその威嚇する生き物の上に来るように誘い、みーこは従順に少しずつ腰を下ろして受け入れていく。何かに取り憑かれてるみたいだった。
金髪が「これほんと好きだよねw」と腰に手をかけグイッと奥へ押し当てると、彼女は悦びの声を漏らしながら自ら腰をぐりぐり擦りつけ、貪るように接吻を求める。ぺいのグラスのジュースはいつの間にか空になっていた……