レッスン後にみーこ宅にお泊まりに来たぺい。遅くまで映画やテレビをだらだらと流し見していたところでみーこは寝落ちしてしまう。
またか…と思いつつ起こそうとするぺいだったが、突然家の呼び鈴が鳴り、玄関の外から大きな話し声が聞こえてくる。
こんな時間に誰だろうと恐る恐るモニターを見ると、外には全く知らないチャラついた男2人組。「お土産持ってきたよ!」と金髪の男が大声で叫ぶ。
「お前でかいよ」「ち○こが?」「ちげえよw俺の方がでかいから」「はあ?」「じゃあ今日決めてもらう?w」「いいよww」
こんな会話が丸聞こえで絶対に開けちゃダメだと居留守を決め込むぺい。警察を呼んだ方がいいかな…誰かの家と勘違いしてるのか…でももしみーこさんの知り合いだったら…
呼び鈴が再度鳴り響くがみーこはソファで眠りこけており、心細さになんだか泣けてくる。テレビを消し、じっと息を潜め、2人が諦めて帰るのを待っていると耳を疑う台詞が飛び込んできた。
「ていうかお前カギ渡されてたじゃん!」
え、入ってくる?隠れる?警察?いやでもカギを持ってるということは…頭の中がぐるぐると回り、やっぱり誰かの家と勘違いしてるのかも…
と一番楽観的な結論を導き出した瞬間、無情にも玄関の扉が勢いよく開いて……