振り返れば、日本にいた頃はよく「怒られて」いました。

今では学校や会社で、「一部のクレーマー」により、細かいルールを作らなければならないという話を聞きます。怒っている人を宥めるために、サービスの提供側がある程度の譲歩をすることがあります。「ごね得」という言葉をマレーシアの人に説明すると驚かれます。

マレーシアでは、従業員がミスをしたケースでも、とくにお詫びもなく、責任を追及せず、「しょうがないね」で終わってしまうことがよくあります。
「人に迷惑をかけるな」と教わって育った日本人とは価値観が違います。

遅刻したマレーシア人が、ニコニコしながら、「ソーリー」と言って日本人上司に怒られたり、車をぶつけられて、ぶつけた側から「まあ気にするな。運が悪かったのだ」と言われたという話もあります。

https://bunshun.jp/articles/-/60091