アダルトビデオ(AV)のデータがインターネット上に流出したとして、
このビデオに出演したタレントの渋谷果歩さんが制作会社(堺市)などを相手取り、
東京地裁に近く損害賠償を求めて提訴することが4日、代理人弁護士への取材で分かった。
同種のデータ流出が問題になるケースはあるが、当事者が提訴に踏み切るのは異例としている。
女性が出演を強要されることを防ぐためのAV出演被害防止・救済法が昨年施行され、業界の適正化が進んでいる。
代理人の若林翔弁護士は「別サイトに転載されるなどすると削除が困難になる。同法での対応には限界があり、業界として適切な管理に取り組むべきだ」と話した。
訴訟ではプライバシー権などが侵害されたと主張する。
若林弁護士によると、2016年に撮影され17年ごろから販売された2作品の無修正版が、昨年1月ごろ、ネット上に流出していたことが判明。
「よーいスタート」などの音声が入った未編集のデータのため、所有していたのはごく一部に限られると判断したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4aad2d219a28120488daa421e1e0eecb52afc96