イタリア警察は2日、殺人罪で指名手配され、
16年間逃亡していた最大勢力のマフィア「ヌドランゲタ」の構成員の身柄を拘束したと発表した。
逃亡先のフランスでピザ職人として第二の人生を送っていたという。
伊ANSA通信によると、エドガルド・グレコ被告(63)は、
マフィアの抗争が激しかった1991年に起きた2件の殺人罪などで2006年に指名手配されていた。
遺体は酸性物質で処分したとみられ、極めて残虐な手口だったという。
逃亡先のフランス東部サンテティエンヌで、ピザ職人として下働きを重ねた末、21年に偽名を使ってピザレストランを開店。
AFP通信によると、地元紙のインタビューに「ピザレストランを開くのが夢だった」と語っていた。
各メディアは、身柄拘束に至った経緯は伝えていない。グレコ被告は欠席裁判の末、終身刑が確定している。
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