韓国で最近、日本の漫画「スラムダンク」が映画化され、幼年時代の郷愁に駆られた30~40代に爆発的な人気を得ている。
映画振興委員会の映画館入場券統合電算網集計によると、「ザ・ファーストスラムダンク」は封切り3週間で累積観客数159万人を突破した。
歴代日本アニメーション国内興行順位トップ5に上がった。
映画の興行とともに、漫画の登場人物はもちろん、背景地への関心も集まっている。
作家兼監督の井上雄彦さんが実際の風景・名前を使って描いたことはよく知られている。
中でも神奈川県は「スラムダンク聖地」と呼ばれている。漫画の中に登場した海を背景に通る路面電車や高校も神奈川県にあるからだ。
日本政府観光局(JNTO)関係者は「映画の公開以前から神奈川はスラムダンクオタクが多く訪れる所。
ほとんどの人が東京でパスや切符を買って日帰りで来るので、正確な訪問客集計は難しいが、本当に多くの人が訪れる」と話している。
さらに、映画版の主人公であるソン・テソプ(宮城リョータ)の故郷で、新たな背景地として登場した沖縄県への関心も高まっている。
神奈川県とはまた違った海の風景が描かれている。井上さんが劇中のソン・テソプとハンナの幼いころの縁を描いた短編集「ピアス」の背景地も沖縄だった。
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