昨年11月、愛知県愛西市の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、飯岡綾乃さん(42)が接種後に死亡した問題で、
市は27日、外部有識者らによる医療事故調査委員会(委員長=長尾能雅(よしまさ)・名古屋大医学部付属病院副院長)の2回目の会合を開いた。
委員会は終了後の会見で、飯岡さんの血清を検査することなどを明らかにした。
長尾委員長によると、昨年12月の初会合後に、飯岡さんの血清が搬送先の病院で凍結保存されていることが判明したという。
長尾委員長は「アレルギーに詳しい専門家の意見を聞きながら検査を進めたい。死因の究明に貢献できる可能性がわずかでもあるのではないか」とする一方、比較する健康な状態の血清がないなどの課題もあるという。
会合では、現場で処置にあたった医師や看護師ら計7人へのヒアリング内容の確認も行われた。
ヒアリングでは、飯岡さんの接種直後の様子や、容体悪化後にどのような対応をしたかなどを聞き取ったという。
長尾委員長は「かなり詳細なところを答えてもらっている」と話した。
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